移動制限解除に期待と不安 データが示す“活発化”

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全国で移動の制限が解除され、人々の動きの変化が、さまざまなデータから見えてきた。

都道府県をまたぐ移動の自粛が全面解除されてから、初めて迎えた週末。

愛媛・松山市の道後温泉では、県外から多くの観光客が訪れていた。

千葉からの観光客「きょうは千葉からわたしたちは来ました。自粛の前から計画を立てていたが、来たくても来られなかったので、やっと解除になって道後に来れたのがうれしい限り」

横浜からの観光客「解禁になるので、ちょうどいいかなと思って。坊っちゃん列車見て、足湯くらいしていこうかなと思っている」

少しずつ戻ってきた週末の光景。

5月から営業を再開した観光名所の箱根、大涌谷では、多くの観光客が。

駐車場には、県外ナンバーの車も目立つ。

静岡からの観光客「遊びに来ました」

一方、東京駅の東北や北陸に向かう新幹線のホームでは、大きな荷物を抱えて乗り込む人たちの姿が。

新潟に向かう客「新潟の実家に帰ります」

仙台に向かう客「息子がいるので、子どもが生まれたということで。ずっと家にいたので、息子にも会えず」

宇都宮に向かう客「少し混んできたので、先週に比べると。それが少し心配」

都道府県をまたぐ移動の増加は、データからも明らかに。

NTTドコモのデータによると、東京から他の道府県へ出た人は、前の週に比べ、11%増え、他の道府県から東京に入ってきた人は、14%増となった。

また、JR東日本によると、新幹線と特急の利用者は、前の週に比べ、50%増加したという。

22日、都内の金券ショップでは、雨の平日にもかかわらず、チケットを買い求める人たちが。

チケットレンジャー新宿西口店・赤羽真一店長「新幹線目的で来る人は一気に増えている」

チケットレンジャー新宿西口店では、東京 - 大阪間の新幹線のチケットの価格は、2月に1万2,850円だったが、新型コロナによる利用者の減少で値下がり。

緊急事態宣言の延長が発表されると、5月10日には9,450円まで下落した。

緊急事態宣言が解除されたあとは、1万2,000円台まで回復し、22日は1万3,450円と、わずかひと月余りで4,000円ほど上昇した。

チケットレンジャー新宿西口店・赤羽店長「5月までが今まで自粛期間で動かなかった人たちが、急にここにきて解除になり、出張とかレジャーなどで使う人が一気に増えたことが要因ではないかと」

KDDIが携帯電話の位置情報などを基に推計した、各地の人の移動データによると、まだまだ人出が戻っていない場所も。

21日午後3時台の人出は、前の年の同じ月と比べ、静岡の浜名湖、内浦湾周辺では44.4%減少。

三重県の伊勢神宮周辺でも40.1%減少となっている。

一方で、長崎県の観光通り周辺で7.9%増え、奈良・大和西大寺周辺でも人出が増えた。

手探りでの人の移動が始まっている。

(FNNプライムオンライン6月23日掲載。元記事はこちら

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