日本のスパコン「富岳」世界一 新型コロナ対策にも貢献

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理化学研究所などが開発を進めている、次世代のスーパーコンピューター「富岳」。

富士山の別名「富岳」から名づけられたこのスパコンが、計算速度やビッグデータの解析能力など4つの指標で、世界1位を獲得した。

理化学研究所・松本紘理事長「言い換えると、4冠を取ったわけです。大変うれしく思っている」

日本のスパコンが世界一となるのは、2011年の「京」以来、およそ9年ぶりのこと。

その開発をめぐっては、旧民主党政権時代の2009年、事業仕分けでの「世界一になる理由は、何があるんでしょうか? 2位じゃだめなんですか?」という、現在は立憲民主党の副代表を務める蓮舫議員の発言が大きく取り上げられた。

その蓮舫氏は23日、「スパコン富岳の件で一言いただけないでしょうか?」という質問に、無言で通り過ぎた。

しかし、その後コメントを寄せ、当時の発言の真意は、「スピードばかりにこだわる理由を問うたもの」だと説明したうえで、今回の偉業を「前向きな改革に取り組んでこられたその努力に敬意を表します」とたたえた。

「富岳」は2021年度からの本格稼働を前に、新型コロナウイルス対策の飛沫(ひまつ)シミュレーションなどに高い性能を発揮している。

計算能力は「京」のおよそ40倍に進化した一方で、消費電力は、わずか2.2倍に抑え、さらに...。

理化学研究所 計算科学研究センター・松岡聡センター長「業界標準のソフトウェアがきちんと動く。コンピューターはソフトウェアがあってなんぼのもの」

単に速さだけを追うのではなく、富士山のように、裾野(すその)の広い、使いやすいスパコンを目指したという。

(FNNプライムオンライン6月23日掲載。元記事はこちら

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