ボルトン氏暴露本 声明での“拉致”文言 北が拒む

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アメリカのボルトン前大統領補佐官は、23日に出版した回顧録の内容に、韓国の大統領府が「事実の歪曲(わいきょく)だ」と批判したことに対し、真っ向から反論した。

ボルトン氏は23日、FOXニュースのブレット・ベアー氏のインタビューに、「韓国やアメリカの有権者が行動ができる時点で真実を伝えなければ、それは国民に損害を与える行為だと思う」と答え、すべて事実だと主張した。

回顧録で、ボルトン氏は「米朝首脳会談を利用して南北統一を目指す韓国の動きは、アメリカの国益につながらない『危険な芝居』に映った」と酷評している。

また回顧録では、2018年の初の米朝首脳会談で、共同声明発表の当日未明まで北朝鮮と交渉を続け、日本人拉致問題について盛り込むよう求めたものの、北朝鮮側が受け入れず、反映されなかったと明らかにしている。

発売初日は、朝から本を求める人が書店を訪れた。

本を購入した女性「わたしは真実が知りたい。それがこの本に書かれていると思う」

閣僚らは連日、ボルトン氏の主張を否定し、火消しに追われているが、内容の数々は、11月の大統領選挙の焦点となるとみられる。

また、ボルトン氏の回顧録で、アメリカが米朝首脳会談の共同声明に拉致問題を盛り込むよう求めたという中身について、菅官房長官は「元外国政府高官の言動1つ1つについて、政府としてコメントすることは差し控えたい」と述べた。

そのうえで菅長官は、引き続きアメリカなどと連携し、拉致問題に取り組む考えを強調した。

(FNNプライムオンライン6月24日掲載。元記事はこちら

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