飲食店に客戻らず 魚の在庫問題 解決策は?

経済・ビジネス


ビュッフェスタイルからテイクアウトへ。
コロナで起きた行き場を失った魚問題の解決策とは。

神奈川県の港町・小田原市で20日、新たな方式を取り入れ、再出発したお店。

漁港の駅TOTOCO小田原・金城士朗駅長「やはり再開してくれてありがたいということで、ここでかなり魚使いますので」

店はもともと、お刺身が食べ放題のビュッフェで、連日行列が絶えない人気店だった。

しかし、コロナ感染リスクから、多くのレストランやホテルがビュッフェを再開できずにいる中...

漁港の駅TOTOCO小田原・金城駅長「3カ月休業してたことによって、地元の水産業者さんですとか、地元の加工品業者さん、まったく仕入れがなくなってしまったので、魚の行き場がなく、かなり困っておりました」

飲食店にお客さんが戻らず、行き場を失った地元の魚。

それらを活用しようと、今回、始めたのが...

漁港の駅TOTOCO小田原・金城駅長「魚の行き場がなくて大変困っていたところを、なんとかしたいという思いで、この海鮮丼のテイクアウト乗せ放題をやろうと思って実施しました」

のせ放題の海鮮は、小田原漁港で仕入れた魚を中心に、およそ25種類。

脂ののった生本マグロのトロをはじめ、イクラやサーモンなど盛りだくさん。

丼は、大中小の各サイズ、ふたが閉まるまで、具をのせることができる。

感染対策として、客は手袋をしたうえで、小皿に入った刺し身を、自分で盛り付けるスタイル。

まさに仲間の業者の助けにもなる、一石二鳥の試み。

山盛りのマグロにアクセントとして、エビとイクラを追加する人やバランスよく海鮮を盛り付ける人も。

訪れた人「20種類以上はのせたかなと思います」、「10枚のところ、17枚のせました」

海を望むテラス席では、久しぶりの外食に満足そう。

訪れた人「ずっと家で食べることしかなかったので、外でおいしいものを食べられるのはすごくうれしいですね」

行き場を失った海産物。
今、全国で大きな課題となっている。

いけすを泳ぐマダイ。
日本一の養殖マダイの産地として知られる愛媛・宇和島市でも、需要の激減で、マダイが行き場を失った。

そこに救いの手を差し伸べたのが、大手回転寿司チェーンの「くら寿司」。

宇和島市内の養殖業者5社の養殖マダイおよそ200トンを、秋までに受け入れることになった。

マダイ養殖業者「売れないタイをとってもらうことになって、本当に大変助かります。ありがとうございました」

10月ごろに全国の「くら寿司」の店舗で、「皮付き炙(あぶ)り」などの商品として提供される。

過去に例を見ない事態となった、海産物への打撃。
支援の広がりが、現場を救う大きな鍵となりそう。

(フジテレビ)
(テレビ愛媛)

(FNNプライムオンライン6月24日掲載。元記事はこちら

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