早朝の震度5弱は東日本大震災“9年越し”の余震と判明...「今後1週間は警戒が必要」その理由とは?

暮らし 社会

  • 6月25日早朝に千葉県東方沖を震源とする地震が発生
  • 最大震度は5弱...気象庁は東日本大震災の余震と指摘
  • 専門家「関東周辺だけではなくて西側のところまで及び始めている」


千葉で最大震度5弱の地震が発生

6月25日午前4時47分ごろ、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生した。気象庁は2011年に発生した東日本大震災の余震と指摘している。

千葉の成田空港に設置されたフジテレビ情報カメラの映像では午前4時47分、カメラが小刻みに揺れ始める。続いて、画面が左右に大きく揺れる様子が写っていた。


この地震による揺れは、関東を中心とした広範囲に及び、千葉・旭市で震度5弱、成田市で震度4、茨城・取手市などで震度4、東京でも震度3を観測した。


茨城・八千代町の住宅では、水槽の水が大きく波打ち、右側の水槽に入った生き物が驚いたように激しく動き回る様子が見られた。

東京・港区で撮影された動画では、星型のシーリングライトが大きく揺れ続けていた。

通勤や通学に影響...重傷者も

震度5弱を観測した旭市の住民は、地震の影響についてこう話した。

住民:
すごい。半端じゃないわ。階段とか割れたからな

住民:
2階で寝てたから、下から突き上げるような感じでしたよね。やっぱり怖かった...飛び起きたもんね

震度4を観測した千葉・市原市では、81歳の女性が転倒し、足を骨折する重傷を負った。


地震の影響で、JR総武本線と東金線では一時運転を見合わせ、通勤や通学にも影響が出た。

千葉・東金市にあるJR東金駅のホームでは、午前10時ごろにも関わらず、これから学校に向かうものとみられる高校生や中学生の姿が見られた。また、中にはタクシーに相乗りして学校に向かう生徒もいた。

気象庁は東日本大震災の余震と指摘

25日の地震について、気象庁はあの巨大地震との関連を指摘した。

気象庁 地震津波監視課長・加藤孝志氏:
今回の地震は平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(=東日本大震災)の余震と考えられます


東日本大震災の余震だというが、発生から既に9年が経過した今でも余震が続くのはなぜなのか?地震に詳しい東京大学名誉教授・笠原順三氏に聞いた。

東京大学名誉教授・笠原順三氏:
東太平洋地震(東日本大震災)の一番南側の余震域のところで起きている。本震が非常に大きかったので、例えばスマトラ地震(2004年)なんかも、8年たってマグニチュード8.5が起きたんですよ。それと同じ感じで起きているのではないかと思いまして。やっぱり非常に長い間続いているということですね


東日本大震災の余震で震度5弱以上のものは、2019年12月に発生した、青森県東方沖を震源とするマグニチュード5.5の地震以来、約半年ぶりとなる。

地震が多発するこのところの傾向から、笠原氏はこう指摘する。

東京大学名誉教授・笠原順三氏:
今この地震活動は関東周辺のところで活発になっていまして、最近では南海トラフ沿いの土佐湾ですとか、それから徳島沖とかそういう地震も起き始めているので、関東周辺だけではなくて西側のところまで及び始めているという感じです


気象庁は「今後1週間程度は今回と同じ規模の地震が発生する可能性がある」として、注意を呼びかけている。

(「Live News it!」6月25日放送分より)

(FNNプライムオンライン6月25日掲載。元記事はこちら

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