九州北部「50年に一度」大雨 あすは関東も大気不安定

社会 暮らし


ガードレールを越えるほど増水した川。
道路がえぐられていた。

九州北部を中心に、25日未明から降り出した激しい雨。

佐賀・伊万里市では、午前7時までの3時間で、100mm以上を観測。

長崎・五島市では、山肌から滝のように流れる水。
増水した川はあふれ、住宅の前の道路は冠水。

川と道路の境目が、ガードレールで、かろうじてわかる状態になっている。

田植えを終えたばかりの水田には、心配そうに見つめる人の姿が...。

近隣住民「(きのうの雨どうでしたか?)雷がひどかった」

午前2時ごろ、稲光が何度も起き、それとともに、一気に激しい雨が降り、地面をたたきつけていた。

長崎・五島市では、50年に一度の記録的な大雨に。

1時間の雨の量は、70mmを超えている。

長崎と佐賀に大雨を降らせたのは、梅雨前線に向かって流れ込む湿った風。

九州北部には、かつて数々の大雨被害をもたらした線状降水帯が発生し、長崎・佐世保市では観測史上最多の大雨となった。

その影響で、被害も出ている。

佐世保市内の住民が撮影した映像では、コンクリートの壁を崩すほどの崖崩れが起きたのが確認できる。

別の地域では、道路がえぐられた。

25日朝の大雨に満潮が重なり、道路が完全に冠水してしまっていた。

増水した川の水が住宅地に流れ込み、店では、川と駐車場の判別がつかない状態に。

店員「(ここまでの冠水は今まであった?)初めて。今は、川かどうかもわからない状況」

一時、避難指示や勧告が出された長崎県では、新型コロナの感染拡大以来、初めて避難所が開設された。

日宇地区公民館・川崎雅彦館長「コロナウイルスに感染させないため、消毒と換気を重点的に行っている。公民館全体を休館にして、部屋をたくさん用意している」

避難者「距離感、ある程度取られているので、大丈夫じゃないかと思っている。不安はそんなになかった」

25日夜以降も、梅雨前線の本体が通過する影響で、九州北部は、再び雨の強まるおそれがある。

関東でも、26日午後から大気が不安定になり、局地的な雷雨となる見込みがあるなど、広い地域で警戒が必要となる。


加藤綾子キャスター「風間さん、今、コロナの中での避難となりますから、難しい選択を迫られるケースもありそうですよね」

フジテレビ・風間晋解説委員「そうですね。それに、政府やメディアが使う5段階の警戒レベル、表現の一部が最近変更されているんですね。レベル4は全員避難だったのが、危険な場所から避難になりました。ということは、今まで以上に、自分がいる場所は危険かどうかに敏感でいることが求められるわけですね。折に触れて、ハザードマップを確認しておき、最新の気象情報も要チェックです。一方で、国や自治体は、土砂災害や河川の氾濫、洪水にかかわる情報が、タイムリーかつ、確実に住民に伝わるようにする、それがいっそう重要になりますね」

加藤キャスター「自分の周りの状況というのを、もう一度しっかり確認しておきたいですね」

(FNNプライムオンライン6月25日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース