セントラルキッチン提案で店内調理は... 大戸屋の株主総会

経済・ビジネス


人気の定食チェーン「大戸屋」で、経営陣と筆頭株主が激しく対立。
こだわりの店内調理などをめぐる争いの結末は...。

25日に開かれた定食チェーン「大戸屋」の株主総会。

注目を集めたのが、筆頭株主で牛角などを運営する外食大手「コロワイド」とのキッチンをめぐる対立。

そもそも、大戸屋はそれぞれの店舗で調理する店内調理で、できたてを提供することで客の支持を集めてきた。

しかし、売上高が15カ月連続で前年割れし、2020年3月期の決算では上場以来初の赤字になるなど厳しい状況となっている。

こうした状況に、コロワイドが経営陣の刷新とともに提案したのが、“セントラルキッチン方式”の導入。

セントラルキッチン方式とは、学校の給食センターのように1カ所に食材を集め調理したものを各店舗に配送する方法。

店舗で行うのは最終的な仕上げだけのため、同じ味を保つことができ、作業の効率化が図れるメリットがある。

一方で、従業員の経験や知識が深まらないといったデメリットも。

大戸屋HD・窪田健一社長「世界一おいしいご飯屋さんという大戸屋のありたい姿に向けて、大戸屋の独自性であり、最大の差別化要因である店内料理という強みは絶対に変えない」

株主総会では、業績の改善が図れないことへの責任を問う厳しい声も上がったものの、現経営陣を支持する声が多く上がり、コロワイドの株主提案は否決された。

大戸屋HD・窪田社長「中期経営計画の達成に向けて、一丸となって取り組んでいきたい」

コロワイドは、「現時点でお答えすることはございません」とコメントしている。

大戸屋の株主からは、店内調理を支持する声も。

株主「時間がかかるのは当たり前。店でやっているんだから、そのままにしてほしい。それで、おいしいですよ」、「(提供時間が)10分超えますから、大戸屋は。昼は怖くて行けない。提供時間をどうしたら早くできるか、客を見て何を望んでいるのかやらないと、大戸屋は赤字が続くと思っている」

コロナ禍で厳しい状況が続く外食産業。

経営陣の手腕が問われるのはこれから。

(FNNプライムオンライン6月26日掲載。元記事はこちら

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