野生のゾウやシカ頻繁に確認 新型コロナで“人”減少影響か タイ

国際 環境・自然


新型コロナウイルスの影響で来訪者が途絶えた一方で、野生動物など、生態系の環境改善が見られる観光地がある。

タイにある、再開直前の国立公園を取材した。

首都・バンコクから、車でおよそ3時間。

世界自然遺産に登録されている「カオヤイ国立公園」。

新型コロナウイルスの影響で、3月下旬から閉鎖されていたが、タイでは、1カ月以上国内での感染が確認されていないことから、7月1日から再開されることになった。

再開に先立ち、園内での撮影が許可されたFNNの取材班。

茂みの中からこちらを見つめたり、池の中を歩く親子のシカも確認できた。

園内には、多くの野生動物が暮らしているが、スタッフによると、以前は、その姿を頻繁に見ることは少なかったという。

新型コロナウイルスの影響で、こうした国立公園への人の立ち入りは制限された。

その代わりに、タイの各地では、野生動物が多く姿を見せるようになった。

野生のゾウの集団の中に、子どものゾウの姿もある。

さらには、ヘビやキツネとおぼしき動物の姿も確認できた。

タイ国立公園野生動物植物保全局・ジョンクライ事務次長「自然の生態系は、人が来なければ豊かに復活します」

実際、観光地・プーケット島に近いシミラン諸島では、これまでほとんど見られなかったイルカの姿が。

南部リボン島の沖では、希少動物ジュゴンが、30頭以上も群れを成して泳ぐ姿が確認された。

観光地から人が減り、通過する船が減っていることから、姿を見せるようになったのではないかと言われている。

そうした中、タイ全土の100以上の国立公園がまもなく再開される。

カオヤイ国立公園では、感染者が出た場合に追跡できるよう、来場者全員がQRコードを使ってチェックインする対策がとられ、さらに1日の滞在者を5,000人までに限定するという。

(FNNプライムオンライン6月28日掲載。元記事はこちら

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