コロナに負けるな 救え「絶メシ」 東京の店発 地方の名店支援

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ケチャップをきかせたエビチリに、野菜や海鮮などのうまみたっぷりの五目そば。
昭和を感じさせる、中華料理店の看板メニューだが...。

郷華・島貫長四郎店主(69)「(売り上げ)30%は減ってますね。そりゃしょうがないよねと。わたしたち元気なうちは」
妻・豊子さん(83)「がんばります」
郷華・島貫長四郎店主「お店のために、一生懸命生きます、やります」

群馬・高崎市で高齢の夫婦2人が営む店、「郷華」。
市内のローカルグルメサイトで、歴史を途絶えさせてしまうにはもったいない絶品グルメ、いわゆる「絶メシ」と認定された店。

東京商工リサーチによると、コロナ関連による全国の経営破綻343件のうち、飲食店は53件と最多。

この厳しいコロナ危機の中で、地方の絶メシを救うため、立ち上がった店がある。

それが、14日に東京・新橋にオープンした「烏森絶メシ食堂」。
全国の絶メシ店の看板メニューを、東京にいながら味わえる。

香ばしく炒めたケチャップライスを、ふんわり卵で包むオムライス。
味の決め手はホワイトソースで、懐かしい昭和の味として、群馬・高崎市の「からさき食堂」で愛されるひと皿。

烏森絶メシ食堂・大久保伸隆社長「移動せずに、地域の名店の味が楽しめる、応援できるのは、すごくお客さまにとってもいいことなんじゃないかなと思います」

こちらは、千葉・木更津市「大衆食堂とみ」で愛されるポークソテー。
肉厚の豚ロースを香ばしく焼き上げ、濃いめのソースでパンチをきかせる。

こうした絶メシ店の味は、店からレシピの提供を受けて再現。
レシピを提供してくれた店には売り上げの一部を還元し、支援するという新たな営業スタイル。

烏森絶メシ食堂・大久保社長「東京で僕らが絶メシ食堂を出したことによって、本家の店を知る、本家に行く流れもできたりとか、今後」

こちらは、昭和12年(1937年)創業の老舗食堂「松島軒」の看板メニュー、黄色いカレー。
ラード、小麦粉、カレー粉だけで作る味わい深いひと皿だが、店は、やはりコロナの影響で売り上げが一時、7割ほど減少した。

店の先行きに不安を感じていたところ、絶メシ食堂の大久保社長から、声をかけられたという。

松島軒・木内健太郎店主「ありがたいですね。ちょっと希望が見えました。東京にお店を持つなんてことはできないので、これは本当にいい機会だと思って、やらせてもらいました」

苦戦が続く飲食業界。
新たな支え合いの形が、コロナに立ち向かう活力となっている。

(FNNプライムオンライン7月24日掲載。元記事はこちら

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