【独自】「胸が痛い」船からSOS コロナ厳戒下

社会


新型コロナウイルスの感染が拡大する中、海上保安庁による、過酷な環境下での救助映像を入手した。

2020年3月下旬、海上保安庁が関西地方を航海していた外国籍貨物船から、「乗組員が強い胸の痛みを訴えている」と連絡を受け、救助に向かった際の映像。

乗組員が新型コロナウイルスに感染しているおそれもあるため、救難士は、マスク、ゴーグル、防護服などを着用して救助にあたる。

船の階段を下りると、ベッドに横たわった男性が...。

目がうつろな男性、呼びかけに反応がない。

通常なら、このままヘリに運ぶが、感染を防ぐため、「感染症患者搬送用バッグ」を使用して船上に運ぶ。

救助の際に使ったマスクや防護服は袋の中に。

廃棄するなど、適切に処分する。

そして、ヘリへ。

男性は無事搬送され、感染はしていなかったという。

海保・警備救難部 佐々木千寿医療支援調整官「常に感染リスクを懸念しながら、急患搬送しなければならないというので、緊張感は高まっている状況です。これから、また台風シーズンを迎えますが、可能なかぎりの感染対策を引き続き行っていく」

今後、猛暑の中の救助活動も想定されるが、防護服は通気性が悪く、熱中症を起こしやすいため、暑さに慣れる訓練も行っているという。

(FNNプライムオンライン7月28日掲載。元記事はこちら

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