新たな感染者が次々と...「めちゃやばい」医療現場の今
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感染者の拡大で医療体制は徐々にひっ迫しつつある。
その現場にFNNのカメラが入った。
病院の感染対策室長が、第2波と認める現場の実情。
透明なシートがかけられた車椅子に座り病室に向かうのは、新型コロナウイルスに感染した70代の女性。
移動中は青い手袋をはめ、2次感染を防ぐ措置がとられている。
宝塚市立病院・小林敦子感染対策室長「急に増えている、もうめっちゃやばい、この3日間くらい。第2波ですね」
FNNが取材したのは、感染者を受け入れている兵庫県の宝塚市立病院。
兵庫県でも、7月31日に過去最多となる62人の感染が確認されるなど、状況は深刻化。
この病院では、8床ある新型コロナの病床が、空いてもすぐに埋まり、最近は満床の状態が続いているという。
この日も、新たに2人の感染者を受け入れた。
重症化しやすい高齢者を設備の整った専用の病室へ。
このところ、高齢の感染者の受け入れが増えてきているという。
看護師「70代とか80代とか、年齢層が高くなっているような感じなので、そういう方は重症化しやすいので、気を引き締めていきたいなと思います」
無症状や軽症で入院しても、急に重症化することがあるのが新型コロナウイルスの特徴。
宝塚市立病院・小林感染対策室長「たまたま誰かがぽんと悪くなる。(重い症状が)出てきたら長いよ。1カ月くらい治らないからね」
重症患者が増えれば長期間の治療が必要。
医療提供体制そのものに影響が及ぶ可能性がある。
こうした点について、加藤厚労相は4日...
加藤厚労相「国全体としてみれば、病床数だけ見れば、ひっ迫している状況には至ってないという認識です」
医療提供体制には、まだ余力があるとの見方。
とはいえ、連日の感染拡大から安心していい状況にないことは明らか。
(FNNプライムオンライン8月4日掲載。元記事はこちら)
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