「としまえん」8月末で94年の歴史に幕…最後の夏の楽しみ方と子供の成長と共にあった思い出

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  • 94年の歴史に幕「としまえん」最後の夏のドラマ
  • ひいおばあちゃんからひ孫まで世代を超える思い出
  • 来園者に聞いた人気アトラクションベスト3を紹介
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「としまえん」での思い出作りをココ調

94年の歴史に幕をおろし、8月31日に閉園する東京の遊園地「としまえん」。そこには子供の成長を見守ってきた多くのドラマがあった。

「としまえん」最後の夏は新型コロナウイルスの影響から事前予約制で入場を制限。アトラクションも2時間に1度消毒し、間隔を空けて利用するなど感染対策をして営業中。

藤井弘輝アナウンサー:
あ~ メリーゴーラウンドですけれども、やっぱり人気ですね。たくさんの人が並んでいますよ

としまえん事業運営部・渡辺孝一副部長:
皆さん本当にマスクはしていても、笑顔は変わらないと思います


新型コロナウイルスの感染対策をしながらも、最後の「としまえん」を楽しもうと連日多くのお客さんが来園している。

女性A:
(としまえん最後の夏に)泣きそうに何度もなりました

女性B:
歴史というか、自分の人生の中の思い出の一つなのでなくってしまうのは悲しい

めざましテレビでは、それぞれの思い出を胸に最後の「としまえん」にみんな何をしに来ているのかを「ココ調」する。


取材班が早速、園内で見つけたのは写真を撮る親子連れ…

藤井弘輝アナウンサー:
写真を撮っていますね。色々場所ありますけど、なぜここで写真を撮っているのですか

石川泰紘さん:
ずっと小さい頃からここで写真を撮るのが恒例になっていて…

石川泰紘さん(40)は毎年「としまえん」に来るたびに、身長が測れるこちらの看板の前で娘の彩音ちゃんの写真を撮影しているのだそう。


石川泰紘さん:
色々乗り物が最初は乗れなかったのが、だんだん乗れるようになってきて写真を見るたびに大きくなっているというのが実感できて…


さらに、パンダの乗り物で写真を撮る若い女性とその家族…

若い女性A:
お父さん、お母さん、娘です

お父さん:
おじいちゃんに間違えられるんですけど、お父さんなんです


若い女性A:
小学校のときはよく家族で来ていたんですけど、最後なので久しぶりに遊びに来ました


すっかり大人になり、20年ぶりに乗ったパンダで写真をパチリ…

若い女性A:
意外と楽しかったです。何となくガタガタ揺れたなっていうのは懐かしかった気がします


米津玄師のPVを完全コピー

思い出をたどりながら、最後の姿を写真に収めようと訪れている人が多い中、双子コーデの2人が撮影していたのは…

若い女性B:
米津玄師さんの「感電」のミュージックビデオを見て、(服装を)それに似せて来ました。聖地巡礼っていう感じで…

としまえんで撮影された米津さんのミュージックビデオと同じような写真を撮りに来たという2人。


一方、こちらの男性は、米津さんが着ていた服と全く同じものを着て、髪形まで完全コピー。


若い男性A:
けっこう(米津玄師)ファンの中では、あれ(パンダ)にまたがりに「としまえん」に来るというのがはやっているんですよ


グッズを買ってアトラクションを楽しむ

一方、最後のとしまえんをこんな風に楽しんでいる方もいた。

若い男性B:
限定なので、欲しいなと思いました。としまえんというのにもうグッときちゃいました


と、最後にとしまえんグッズを記念に買っておきたいという人も多かった。

若い女性C:
さっき(としまえんグッズ)買いました。とりあえず今日はこの格好で全部乗り物乗ろうと思います、とりあえず…


買ったばかりの「としまえん」Tシャツ姿でアトラクション31種類を制覇するのが目標だった2人だが、暑さなどで実際に乗れたのは残念ながら8種類のみという結果となった。


しかし、それ以外のアトラクションにはグッズだけをのせて写真を撮り、自分も乗った気分になれたという。

若い女性C:
写真をいっぱい撮れたんで思い出にはなりました

若い女性D:
雰囲気楽しめたので満足です


家族4代で「としまえん」を満喫

一方、訪れていた人の中には「としまえん」94年の歴史ならではのこんな人たちも…

桒子美智恵さん:
私はもうここに通って50年たっちゃうんで…


桒子美智恵さん:
私の代と娘が小さいときにさんざん来て、今度また3代目の孫にまたついてきて…


親子3代、4代などで最後の「としまえん」を楽しみに来ている人たちも多い。

女性C:
子供のときからずっと来ていて、お母さんがひいおばあちゃんに連れてきてもらっていたと言っていました

亡きひいおばあちゃんから自分の子供まで、5世代にわたり「としまえん」で遊んだ歴史がある人もいた。


女性C:
子供ができて、私が子供を連れてきたっていうのが何か親になったなっていうか、そういうのもココでちょっと感じられたかなみたいな

そんな5世代通った「としまえん」で過ごす最後の1日は…

女性C:
乗り物とかけっこう乗って、カルーセルエルドラドはやっぱり乗っときたいなって思って…


来園者に聞いた人気アトラクションBEST3

やはり遊園地。最後はアトラクションがメインで過ごしたい。

そこで来園者に聞いた最後に楽しむならコレ。好きなアトラクションBEST3をご紹介。

まず第3位は悲鳴率No.1「フライングパイレーツ」。


地上45mを急上昇、急降下の大スイング。一度に120人を乗せられるパイレーツは日本最大級の大きさ。


続いて、好きなアトラクション第2位はジェットコースターの中で人気No.1「サイクロン」。


落差の激しいコースをつむじ風のように駆け抜ける迫力満点のローラーコースター。途中、暗闇のトンネルの中をくぐり抜けるコースターは日本初だ。

女性D:
初めて乗った大人のジェットコースターで、もう本当に死ぬかと思ってそれが忘れられない

女性E:
サイクロンで絶叫系に乗る練習をしたので、他の遊園地でも絶叫系大好きになりました


そして好きなアトラクション第1位は…

女性F:
見た目がすごくキレイなので、伝統的な感じで

女性G:
メリーゴーランドのすごくキレイなあれがやっぱりステキですよね

来園者に聞いた好きなアトラクション第1位は世界最古級のメリーゴーラウンド「カルーセルエルドラド」。


1907年にドイツで作られた回転木馬はすべて手彫りの木造で、機械遺産にも認定されている貴重なモノ。


実は「カルーセルエルドラド」にはある秘密があるそうで…

としまえん事業運営部・渡辺孝一副部長:
実はですね、馬でたった一頭だけですが髪を垂らしている馬がいるんですよね。多分、作った人の遊び心がそこに入っているのかなと

24頭あるうちの1頭だけが、前髪のあるレア馬。誰もが最後に一度は乗っておきたいと思う貴重なメリーゴーラウンド。


世界初1965年にオープンした「流れるプール」

さらに「としまえん」と言えば、アトラクションだけでなく…

藤井弘輝アナウンサー:
プールですよね。今日もたくさんの人がこの流れるプールで遊んでいますよ

1965年にオープンした世界初の「流れるプール」。


泳げない人でも泳いだ気になれるようにと開発されたもので、当時の写真を見てみるといかに人気だったかが分かる。

女性H:
娘が初めて泳げるようになったのが、この流れるプールの奥にあった普通の四角いプール

男性C:
飛び込み台があったんですよ。けっこう高い3段階くらいだったかな

そんなプールで今も昔も愛されているのが「ハイドロポリス」。最大で31本もあった、世界最大級のウォータースライダー。最後に滑り納めをしたいという人が絶えないよう。


「としまえん」の花火が復活

そして閉園時間が近づいてくると、こんなお楽しみが…

女性I:
最後は花火を見ようかと思っています

女性J:
豊島区に住んでいますが、音だけなんで今日は見に来ました

2004年まで毎週土曜日に打ち上げられていた「としまえん」の花火が復活。「日本一近い花火」とも言われている。


男性D:
これだけ近くで見られるっていうのも、中々なかったので良かったです

女性K:
多分生まれて初めて見た花火が「としまえん」で。撮った花火の動画を見てとしまえんを思い出します


としまえんの跡地にはハリーポッターの施設が2023年にオープンすることが8月18日に発表された。

そして気になる回転木馬「カルーセルエルドラド」の今後は、「としまえん」側としては動かせる状態で残したい意向だという。

(「めざましテレビ」8月19日放送分より)

(FNNプライムオンライン8月19日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

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