なぜ突っ張るのをやめた? 「突っ張り棒」メーカーのイメージ覆す新商品が話題

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  • 突っ張り棒業界のトップメーカー平安伸銅工業が“突っ張らない棒”を発売
  • “突っ張らない棒”は持ち運びができ、スペースも取らずに便利
  • なぜ突っ張るのをやめた?担当者に聞いてみた

突っ張り棒メーカーが「突っ張らない棒」を発売!?

突っ張り棒業界のトップシェアメーカー平安伸銅工業。

「突っ張り棒」は、限られた収納スペースを利用して効率よく整理したい時に、工事いらずで壁も傷つかない便利なアイテム。編集部では以前、平安伸銅工業の竹内香予子社長が「ツッパリ嬢」に扮して、突っ張り棒の間違った使い方を解説している話題を紹介した。

突っ張り棒の使い方の一例
突っ張り棒の使い方の一例

そんな平安伸銅工業が、なんと“突っ張らない棒”を発売したというのだ。

その商品というのが、平安伸銅工業と、クリエイティブユニットTENTとのコラボレーションブランドDRAW A LINE(ドローアライン)から発売された「Move Rod」(税込7150円)だ。

DRAW A LINEは、これまでは単に便利グッズとして扱われがちだった突っ張り棒を、暮らしを豊かにする「一本の線」として再定義し、新しいライフスタイルを提案している。


「Move Rod」を見てみると、「突っ張り棒」のように両端でとめるものはなく、棒が縦に伸びていて、“突っ張っていない”ことが分かる。

特徴はキャスター付きなので片手で持って、ワゴンのように好きな位置へ持ち運ぶことができ、観葉植物を置いたりもできる。


また、部屋の角でも回転させることで、使用する面を切り替えることができ、 限られたスペースでも多目的に使用することができる。


持ち運びもできて、縦に長いためスペースを取らないので、別売りのオプションパーツと組み合わせて部屋のインテリアとしてよさそうだが、 なぜ今回“突っ張らなかった”のか。
そして、竹内社長はまた「ツッパリ嬢」にならないのか。平安伸銅工業にお話を伺った。

「一本の線」は突っ張るだけじゃない!

ーーなぜ今回突っ張らない棒「Move Rod」を販売した?

我々は「アイデアと技術で"私らしい暮らし"を世界へ」をビジョンとして日々、ユーザーの暮らしを豊かにするためにできることを考えております。そんな中、DRAW A LINE(ドローアライン)は「一本の線からはじまる新しい暮らし」をコンセプトとしており、突っ張り棒を軸としたラインナップで継続的に展開してきました。
暮らしを豊かにするためにもっと何かできることがないかと考えている時、「一本の線」を自立させて動かすことで、さらに「新しい暮らし」を提案できるのでは?という所からMove Rodが誕生しました。

ーーなぜ突っ張らなかった?

「一本の線」は突っ張るだけじゃないので、新たな一歩として動かしました。DRAW A LINEの第2章の始まりです。

ーー「Move Rod」はどのような使い方がおすすめ?正しい使い方はある?

大きく分けて3種の使い方がおすすめです。

(1)日当たりの良い場所で植物を飾る動かせる土台として
(2)デスクのそばやソファーサイドでバッグや小物など自分専用の収納兼サイドテーブルとして
(3)キッチン周りでよく使う調味料や道具の収納として


突っ張り棒であれば設置寸法・設置方法・設置場所など正しく使っていただかないといけない点がありますが、Move Rodに関しては見ての通り、キャスター付きの動かせるタイプなので使い方は非常に簡単です。専用のテーブル・トレイ・フックなど自由に組み合わせて暮らしに合わせてお楽しみいただけます。


ーー商品開発にあたり、こだわった部分は?

人がソファーに座った状態でも、人が立っている状態でも使いやすい絶妙な高さに設定し、モノを乗せたり掛けたりするのに安定しやすい重さに設定しています。そうすることで下記を実現しました。

(1)いつでも好きな場所で使用できるキャスター付きなので片手で持って、ワゴンのように好きな位置へ持ち運ぶことが出来ます。
(2)部屋の角でも、マルチに使用できる部屋の角でも回転させることで、使用する面を切り替えられるので、省スペースでも多目的に使用することが出来ます。
(3)用途に合わせて最適化が可能。テーブルやトレイ、フックなど、好きな高さに取り付けてカスタマイズできます。後から足したり、付け替えたり、暮らしの変化に合わせて長くご活用いただけます。


これは「ツッパリ嬢」の取り扱い範囲外!?

ーー突っ張り棒では竹内社長が「ツッパリ嬢」に変身したが、今回の「Move Rod」については竹内社長が何かされる予定はある?

Move Rodについては突っ張っていないので、つっぱり棒博士(ツッパリ嬢)の取り扱い範囲外となります。※ツッパリ嬢はつっぱり棒博士の裏の姿です。

現在、「つっぱり棒研究所」が突っ張り棒の正しい使い方を啓発していて、つっぱり棒マスターを認定する講座も開催しており、そのおかげで突っ張り棒の正しい使い方の認知も徐々に上がってきています。 なので、いったんツッパリ嬢の登場機会が少なくなっていますが、今後また世の中の突っ張り棒事情が乱れてきたら、一波乱起こすかもしれません。


「一本の線」は突っ張るだけじゃない…突っ張り棒メーカーの新たな挑戦には、今のところツッパリ嬢の登場予定はないという。しかし、突っ張り棒事情が乱れてきたら、一波乱起こすかもしれないということで、ツッパリ嬢が現れる日は果たして訪れるのだろうか。

(FNNプライムオンライン8月27日掲載。元記事はこちら

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