新型コロナ「陰性証明書」でトラブル 海外渡航先で受け付け拒否も

社会 医療・健康


現在、海外に渡航をする際には、訪問先で新型コロナウイルスの陰性証明書を求められるケースがある。

しかし、日本で発行された証明書を持参しても、入国の際に受け付けてもらえないトラブルが発生している。

その現状を取材した。

東京・大田区のクリニックでは、6月から、海外渡航する人を対象に、およそ300件のPCR検査を実施している。

大森町駅前内科小児科クリニック・柳沢亮院長「国の検疫官の裁量によって入国をさせてもらえないというケースが、非常に少ないですけれども、発生しております」

このクリニックは、各国の基準を調べ、条件を満たすように陰性証明書を作成したが、アラブ首長国連邦では入国を拒否された。

また、単身赴任先のグアムに戻ろうとした男性は、入国の際、陰性証明書として受け付けられないトラブルに見舞われた。

グアムで陰性証明書が受け付けられなかった男性「まさか、これが受け入れられないんだと。何も反論できずに、なすがままになってしまった」

グアムでは、陰性証明書として、検査手法の名称など6項目の記載を求めている。

男性が持参した証明書は、すべての項目を満たしていたが、書類のタイトルが違うと指摘されたという。

グアムで陰性証明書が受け付けられなかった男性「病院からもらったのは、タイトルが健康証明書ということで、これが陰性証明書じゃないというふうに言われまして」

男性は翌日、陰性証明書に加え、病院からもらっていた検査結果に手書きで英訳を書くことで認められ、隔離用のホテルから、グアムの自宅に帰ることができた。

現状では、陰性証明書への記載事項は医師に任されていて、取材した院長は、国による記載の統一やガイド作りを訴えている。

大森町駅前内科小児科クリニック・柳沢院長「行政の方で、確実に決定していただいて、医療機関がそれに寄り添って、それを発行するという形にしていただけると」

厚生労働省は「情報を把握しておらず、事実関係を確認しないといけないが、対処する段階になれば、関係省庁と検討していきたい」とコメントしている。

(FNNプライムオンライン8月27日掲載。元記事はこちら

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