「コロナ禍解消には戦争」「人間の命と交換」市の教育委員会トップが配布した文書…その驚きの中身とは

社会

  • 新潟・燕市の教育長が釈明会見
  • 発端は「コロナ禍解消には戦争」の文書配布
  • 「読み手に心伝わらない」教育長辞任する考え

教育委トップが釈明会見…その理由とは

その真意は一体何だったのだろうか。

新潟・燕市教育委員会 遠藤浩教育長:
誠に申し訳ございませんでした。


一人で会見に臨み、頭を深々と下げたのは、新潟県燕市教育委員会のトップ・遠藤浩教育長。


新潟・燕市教育委員会 遠藤浩教育長:
私は戦争に強く反対する立場であり、平和を望む気持ちは人一倍持っております。

文書に「コロナ禍解消には戦争」

問題の発端は8月21日に開かれた教育委員会の会議で、遠藤教育長が配布した文書だった。そこには…

「今のコロナ禍を短時間で解消する方法は、どこかで大きな戦争が発生することではないだろうか。中国とアメリカが自国以外の地域で戦争を始めれば、お金は動く」(遠藤教育長の文書より)


「戦争が起きればコロナ禍は解消する」…戦争の愚かさや平和の尊さを説くべき教育者の考えとは思えない文章が書かれていた。

「紛争とか戦争が始まれば武器という商品で経済は回復するだろう。罪のない人間の命との交換である。」(遠藤教育長の文書より)


これについて市民からは…

燕市民A:
大事なポジション、立場にいるような方がそんな発言をするのは信じられませんよね

燕市民B:
怒りを感じます


こうした批判の声を受け、2日会見を開いた遠藤教育長。
問題の表現について…

新潟・燕市教育委員会 遠藤浩教育長:
現在のコロナ禍において、社会全体に閉塞感のようなものがあり、それを打開する方法として戦争を始めてしまうのではないかという人間の愚かさを憂いて表現したものであり、決して戦争を期待したり肯定したりするものではありません


「戦争は決して起きてほしくないが、このままでは起きてしまう恐れがある」…という意味のメッセージだったと釈明した。
さらに…

新潟・燕市教育委員会 遠藤浩教育長:
しかし、読み手には心が伝わらない表現であり、不適切な内容であります

表現が不十分で内容も不適切だったと認め、教育長を辞任する意向を明らかにした。


その場で疑問の声を上げなかった関係者たち

風間晋解説委員:
教育長の辞任は当然なんですけれども、トップに限った問題じゃないんですよね。
教育委員会に出席した委員は、あの内容を目にしてもその場で疑問の声を上げませんでした
そしてその文書を準備した教育委員会の事務方もいるわけなんですけれども、見過ごしていたのか、ちらっとも読んでいないのか、あるいは気づかないふりをしたのか。
教育行政に携わる者として、この無頓着さはいったい何なんだろう。
あまりにもお粗末だと思います


木村拓也キャスター:
教育長のみならず、教育委員会のあり方、閉塞感…そういったものがうかがえるかもしれないですね

「Live News it!」9月2日放送

(FNNプライムオンライン9月2日掲載。元記事はこちら

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