気象庁「想像以上のことが...」 なぜ? 特別警報級 台風10号

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暴風や大雨をもたらしている、台風9号。

このあと日本からは遠ざかっていくとみられるが、続いて台風10号が、九州など西日本に向け北上中で、特別警報級に発達する可能性がある。

1日夜、小笠原近海で発生した台風10号。

気象庁は2日、台風10号について、強い危機感を示した。

気象庁の会見「特別警報級の勢力とも言える。これまでと同じくらいの台風だろうと思われると、想像以上のことが起こってしまう」

中心気圧が930hPa(ヘクトパスカル)以下、または、最大風速50メートル以上の台風の接近が予想される場合に出される台風の特別警報。

これまで、沖縄県を除き、一度も発表されたことはない。

台風10号は今後、特別警報級の勢力に発達し、6日の日曜日ごろから7日の月曜日にかけて、奄美地方から西日本に接近、または上陸のおそれがある。

沖縄を襲い、被害を出した台風9号の接近を前に、長崎・対馬市では、雨戸を取りつける住民の姿があった。

息つく暇もなく、週末には、記録的な台風10号がやってくることに。

対馬市の男性は、「立て続けに台風10号まで来ているので、今のうちにやっておかないとと思って、今回は早めにやっています。これが終わったら、こもります」と話した。

週末、列島に深刻な被害をもたらすおそれがある、特別警報級の台風10号。
なぜ、これほど強い勢力になるおそれがあるのか。

気象予報士・三井良浩さん「記録的に海面水温が高いことで、台風が発達しやすいという状況」

気象庁が発表した、日本近海の海面水温。

一般的に台風が発達する海面水温は27度以上といわれているが、8月の平均は、30度前後という異例の高さとなっている。

太陽の日差しによって海の水面が温められると、暖かく湿った空気によって、上昇気流を発生させる。

この気流によって、次々と積乱雲が生まれ、次第に台風へと発達。

台風の進路となる海面水温が高いと、台風は発達したまま、日本列島に向かうおそれがあるという。

気象予報士・三井さん「最大風速で50メートル以上という予想なんですけれども、これは早めに避難していただきたい。風の場合は、吹いてから避難というのは、ほとんど不可能です」

取材班は、防災グッズ特設コーナーを設置している千葉市のスーパー「イオンスタイル幕張新都心」へ。

早くも、非常食や防災用品を入れるバッグを手に取る、多くの客の姿があった。

30代男性「食料を備蓄したいなと。子どもも小さいので、おやつもあるかなと思って」

50代女性「いつ(台風が)来るかわからないので、備えておけば安心」

ちなみに、売れ筋の防災グッズは...。

イオンリテール ホームファッション商品部・小河豊部長「緊急脱出用ハンマー。車のサイドガラスを割るハンマー」

台風で水没し、車の中に閉じ込められてしまった場合、ガラスを割って脱出できる専用ハンマー。

2019年の10倍以上の売れ行きがあるという。

イオンリテール ホームファッション商品部・小河部長「お客様に安定して供給するように、確実に供給していくことは考えておりまして、かなり数は準備させてもらっています」

(FNNプライムオンライン9月2日掲載。元記事はこちら

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