あいのり輸送で食材お届け コロナ時代 新たな産地直送

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ご飯の上にたっぷりとのせる、ふわふわの食感がたまらない「釜揚げシラス」に、サラダとしていただく「わら焼きカツオ」。

どちらも、高知から届いた直送品。
その場所は...。

東京・新宿に4日にオープンしたばかりのレストラン「バスあいのり 3丁目TERRACE」。

密閉を回避できる屋外で食事を楽しむスタイルだが、なんといっても、売りは日本全国の新鮮な食材を使った料理が楽しめること。

お客さん「新宿のど真ん中で、しっかりしたカツオを食べられると思ってなかった」

この日、店に届けられたのは、西洋シシトウとも呼ばれる「パドロン」。

素揚げにすれば、世界一ビールに合う食材ともいわれている。

実は、これらの食材は、新型コロナウイルスで利用が減った高速バスの空きスペースに相乗りして、店に届けられるシステム。

お店の名前も、「バスあいのり」と名づけられている。

直送された「いわて和牛」のもも肉は、鉄板で焼き、しょうゆベースのたれをかけ、焼き肉丼として提供。

西洋シシトウ「パドロン」は、香川産のクルマエビと一緒にグリーンカレーとして味わえる。

全国56の高速バスの路線を使い、地方の食材を相乗りして届ける、コロナの時代だからこそ生まれた新システム。

「バスあいのり 3丁目テラス」を運営する泉川大社長「なかなか東京の方が地方に行きにくい状況が続いていると思いますので、地方に行かなくても、この新宿に来れば、おいしい食材が食べられるというシーンをたくさん作っていきたいなと思います」

一方、東京・北千住のアジア料理店「アガリコ」では、型破りなサービスが始まっている。

特製のスパイスで漬け込んだ鶏もも肉。

皮をパリッと、中はジューシーに焼けば、タイ料理の焼き鳥「ガイヤーン」の完成。

ジューシーなガイヤーンにぴったりなのは、もちろんキンキンに冷えた生ビール。

アガリコ北千住店・織田晴香店長「(このビールは1杯いくらですか?)(通常500円のところ)170円です。その日の東京のコロナの感染者数を値段に反映して日替わりでやっています」

東京都の1日の新規感染者数が、そのまま生ビールの値段になるシステム。

それにしても、ずいぶん思い切ったやり方だが...。

アガリコ北千住店・織田店長「(不謹慎などの意見は)そんなには。暗い話題を明るくって感じで。ニュースで暗いので、ちょっとでも飲食業盛り上げられたら。一応2桁、50(人)くらいまで頑張ろうかな」

運営する店舗全体で、例年に比べ、売り上げがおよそ5割落ちたという。

そこで、感染者が減れば、生ビールが値下げとなるサービスを展開し、一緒に、牛肉・豚肉・ラム肉のインドネシアの焼き鳥「サテ」など、飲んで食べて元気になってもらいたいとの狙いがある。

(FNNプライムオンライン9月8日掲載。元記事はこちら

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