“次の首相”へ菅総裁が誕生 「国民のために働く内閣に」

政治・外交


自民党総裁選の投開票が行われ、菅義偉官房長官が新総裁に選ばれた。

15日、党の役員人事に続いて、16日に召集される臨時国会で、第99代首相に選出され、菅新内閣が発足する。

鳴り響く拍手に、大きく両手を広げて応えた菅義偉官房長官。

秋田生まれの71歳が、次の首相となる自民党新総裁の座をつかみ取った。

安倍首相「本日、自民党総裁のバトンを菅義偉新総裁に渡します。令和時代に最もふさわしい自民党の新総裁ではないでしょうか」

菅義偉新総裁「わたしの目指す社会像というのは、自助・共助・公助、そして絆であります。国民の皆さまのために働く内閣を作ってまいります」

ふるさとの秋田も、大盛り上がり。

世襲議員ではない自民党総裁の誕生は、久しぶりのこと。

そのあいさつにも、たたき上げを自負する菅カラーが鮮明に表れた。

3候補が争った、自民党総裁選挙。

投票を前に、ひときわ大きな会場で決起集会を行ったのは、菅陣営。

党内7派閥のうち、5派閥が支持に回った菅官房長官。

自身は無派閥だが、決起集会では、今後の人事をにらみ、各派閥の面々が次々と登壇した。

当選確実視のムードの中、すでにこんな動きも出ていた。

菅氏の似顔絵がプリントされた、塩バター味のクッキーの生産がスタート。

早速、15日から国会内の土産物店で販売されるという。

さらに、秋田のホテルでは、支援者が集まり、その瞬間を今か今かと待ち望んでいた。

そして午後2時、ついに始まった自民党の両院議員総会。

各議員の投票が進む中、石破氏はじっと前を見据え、岸田氏は自身の順番を待つ間、どこか落ち着かない様子だった。

そして、午後3時20分すぎ、菅氏は全体の7割を超える377票を獲得。

下馬評通りの圧勝だった。

そして、注目された2位争いは、石破氏が68票、岸田氏が89票で、石破氏の票が伸び悩んだのに対し、岸田氏は国会議員票で予想を超える票を獲得し、2位の座を確保した。

その瞬間、小さくうなずき、笑みを浮かべた岸田氏。

石破氏は、結果を聞いても、顔色を変えなかった。

圧倒的な得票数で新総裁に選ばれた菅氏。

あいさつでは、自身の歩みと今後への決意を強くアピールした。

菅義偉新総裁「私は秋田の農家の長男として生まれました。地縁も血縁もない政治の世界に飛び込んで、まさにゼロからのスタートでありました。その私が、歴史と伝統のある自民党総裁に就任することができました。役所の縦割り、既得権益、そして、あしき前例主義、こうしたことを打破して規制改革を進めてまいります。そして、国民の皆さまのために働く内閣を作ってまいります」

桜田元五輪相「非常にうれしいです。地方に目を向けるような、そんな政治ができるんじゃないかと」

小泉環境相「一緒に改革を成し遂げていきたい。間違いなく菅新総裁のもとだったら、改革断行内閣」

(FNNプライムオンライン9月14日掲載。元記事はこちら

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