「食欲の秋」でも手が出ない “旬の味覚”に値上げの波

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気温も湿度も落ち着き始め、秋めいてきた東京。

10代男性は、「すごく過ごしやすい。秋ですね」と話した。

しかし今、食欲の秋を脅かす事態が相次いでいる。

それが、旬の味覚の異変。

東京・秋葉原にあるフルーツパーラー「フルーフ・デゥ・セゾン」の看板商品は、季節の果物をぜいたくに使ったパフェ。

シャインマスカットなど、大粒のブドウを20粒近く盛り付けた特大パフェ。

1日50個売れるという人気メニュー。

40代主婦は、「今の時期の旬の果物だったので。今しか食べられないので」と話した。

しかし、2020年はブドウの不作により、値上げせざるを得なかったという。

フルーフ・デゥ・セゾン 星野利江子店長は、「300円値上げさせていただきました。悩んで悩んだ結果という感じですね」と話した。

ブドウだけではない。

最盛期を迎える梨のパフェについて、星野店長は「ことしは梨がすごく高くて、赤字覚悟でやっていたんですけど、ことしは終わりにさせていただきました」と話した。

秋のフルーツの価格高騰。

都内のスーパーでは、例年なら梨2個で380円ほどのところ、2020年は100円ほどアップ。

巨峰も100円ほど高い値段で売られていた。

そこで、売り場の様子を観察してみると、女性は、梨に興味を示したものの、購入には至らず。

お客さんは「めちゃくちゃ高くて買えないです。デザートとかじゃ食べられない」、「今の時期しか食べられないんだから、やっぱり食べたい」などと話した。

フードマーケットつばさ・久保田浩二店長は、「2~3割くらいは上がっている状況です。梅雨時期の長雨・日照不足、あとは8月に入ってからの雨が不足していたことで、少し育ちが悪かったというところは出ていると思います」と話した。

農林水産省によると、9月上旬の梨の価格は、平年比でおよそ8割、ブドウは5割ほど値上がり。

また、これから旬を迎えるリンゴや柿も高騰しているという。

気になる秋のフルーツたちの今後。

農水省によると、梨やブドウは高値傾向のまま、シーズンを終える可能性があるという。

一方、これから旬を迎えるリンゴや柿などの価格は、極端な天候の変化や自然災害などがないかぎり、落ち着いてくるとみられている。

(FNNプライムオンライン9月15日掲載。元記事はこちら

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