各地に「コンパクトな店」 苦境の外食チェーンが勝負

経済・ビジネス


新型コロナの影響で、飲食業界では苦境が続いている。

そんな中、発想の転換で勝負に出る外食チェーンの新戦略。
キーワードは「コンパクト」。

17日、東京・立川市の住宅街にできた行列。

そのお目当ては、外はカリカリ、中はトローリ、絶妙な食感とソースの香りがたまらない、たこ焼き。

全国に展開する「築地銀だこ」の新店舗が、17日にオープン。

ドライブスルーにも対応し、コロナ時代に、混雑緩和と接触時間の短縮を目指している。

そして、たこ焼きだけじゃない、新たな挑戦も。

肉汁あふれる焼き豚や、鶏肉を自家製ダレで甘辛く仕上げたお弁当も開発。

需要が増しているランチのテイクアウトにも対応した。

訪れた人「焼豚弁当2つ、焼き鳥弁当1つ、たこ焼き。初めてだからね、食べておいしければ、また来ます」

さらに、この新店舗には新たな戦略が隠されていた。

それは...。

銀だこ 事業部・姫野元旗スーパーバイザー「トレーラーハウスを使っての出店が特徴となっております」

外食市場全体の売り上げは、7月になっても前の年を15%下回ったまま。

コロナ対策でテイクアウトへのかじ取りを急がなければならない中、銀だこが目指したもの。
それが、場所も時間も自由なトレーラーハウスを活用した、コンパクトな店舗だった。

銀だこ・姫野スーパーバイザー「普段は半年くらいかかるんですが、それが1カ月で建って。低コストで短期出店が可能となっている店舗なので」

コンパクト化の流れは、別の外食チェーンでも。

渋谷区に8月にオープンしたばかりの回転寿司「すし銚子丸」。

中をのぞいてみると、回転寿司のチェーン店なのに、レーンがない。

ここは、テイクアウト専門。
脱回転で、究極のコンパクト化に挑んだ店舗。

すし銚子丸 経営戦略室・長江敦室長「テイクアウト、デリバリーにも力を注いできましたけども、店内飲食の減少分をカバーするところまでは至らなかった。コンパクトにしようと思ったときに、客席をなくすという発想があった」

すし銚子丸の一般的な店舗は、駐車場も含めて、400坪ほどだが、この店は10坪以下。
人件費や賃料を大幅にカットできる。

さらにメニューもコンパクトにして、ネタ数を減らして材料費も抑えた。

その一方で、回転寿司では見かけない海鮮丼を用意。

すし銚子丸・長江室長「(売り上げは)当初予定していた2倍くらいは取れている状況ではございます。年内にもう2店舗くらいは出店していきたい」

ウィズコロナで変わる経営戦略。
飲食業界のチャレンジは今後も続くとみられる。

(FNNプライムオンライン9月17日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース