停電しても食材を無駄にしない 非常食だからこそ普段のものでストレス軽減に

暮らし 防災

  • 自宅や車で過ごす非常食の作り方を紹介
  • 停電時はクーラーボックスで冷蔵・冷凍を保管
  • 飯ごうでパエリアやオムライスなどアレンジは無限大

新型コロナウイルスの感染が懸念されるいま「避難所」以外への避難方法を検討することもあると思うが、自宅や車にいると食料や物資が届かない可能性もある。

そこで、自宅や車で過ごす際に使える電気・ガスを使わない調理方法を紹介。


日赤秋田短大の講師及川真一さんは、日常の暮らしやキャンプなどアウトドアでの遊びを災害時の備えに利用する「アウトドア防災」が専門で、これまで避難所で使える防災グッズや車で過ごす際の備えを教えてもらった。

今回テーマは「食」。
災害で電気・ガス・水道などライフラインが止まった時非常食が役立つが、普段使っている冷蔵庫の中の食材は無駄になってしまうのか。


停電でも冷蔵庫の食材を無駄にしない

ーー停電で冷蔵庫が止まってしまったら中の食材はあきらめたほうがいい?

日赤秋田短大・講師及川真一さん:
中の食材をクーラーボックスなどに移すことで、そのあとの生活が楽になる。冷凍庫の保冷剤をクーラーボックスに移し替える


冷凍庫の中のものから順番にクーラーボックスに入れれば準備は完了。


この日、中にあった食材は肉や野菜、シーフードミックスなど。火を通さないと食べられないものも多い。

ーー電気もガスも水道もないがどうすればよい?

日赤秋田短大・講師及川真一さん:
固形燃料と飯ごうを使って、簡単に作れるパエリアを紹介したいと思います


今回はシーフードミックスとパプリカ、アスパラを使う。


まず飯ごうにコメ一合と水。
それに色付けのターメリックとコンソメ、ニンニクを適量入れる。


基本はそれぞれ小さじ一杯程度だが、好みで調整してもよい。そして、かき混ぜたら食材を並べる。これで調理は完了。あとはふたをして火にかけるだけ。


固形燃料に火をつけ15分加熱する。
風など、周りの環境にもよるが、固形燃料は1つで約30分燃えるので1つで十分調理可能。


15分後、火からおろし、新聞紙やバスタオルでくるんで20分ほど蒸らせば完成。


この飯ごう飯は、無限にアレンジが可能。
例えば、ケチャップを混ぜ込んで焚き、余熱で卵に火を入れれば、簡単にオムライスを作ることもできる。


 


ちなみに、空き缶に材料を入れ石で釜土を作れば、飯ごうや固形燃料をセットする道具の代わりにもなる。


どの方法でもコメを使うときは加熱15分、蒸らし20分と覚えるとよい。

牛乳パックはオーブントースターに

日赤秋田短大・講師及川真一さん:
牛乳パックには石油成分が含まれてる。1リットルのパックでおよそ3分燃える。これをオーブントースターと見立てると中でパンが焼ける


アルミホイルを敷き食パンの上にソーセージと千切りキャベツを乗せ、半分に折ってアルミホイルで包む。


そのまま、牛乳パックの中に入れ、火をつけ牛乳パックが燃え尽きるまで待つ。
火が消えると、こんがり焼き目のついたホットドックができる。


また耐熱のビニール袋に好みの食材を入れる。
そして刻んだカレールー1かけと水100CCを入れてお湯で加熱すると、カレーが完成。


ビニール袋にいれたまま保存もでき、食べたらそのまま捨てられて便利。

日赤秋田短大・講師及川真一さん:
非常食は普段食べなれない味を食べるということで、災害以外のストレスを食でも感じてしまう。パエリアやオムレツやカレーなど、普段自分たちが食べているもの、安心できる食事を続けてほしい


災害時も普段通りの食事で少しでもストレスを減らす。
「非常食」のほかに「家にあるもので調理する」という選択肢も検討してみてはどうだろう。


(秋田テレビ)

(FNNプライムオンライン9月20日掲載。元記事はこちら

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