敗北をひっくり返す!? 最高裁判事の保守派指名に警戒感 米大統領選

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アメリカのトランプ大統領が行った人事が、全米で波紋を広げている。

この人事によって、大統領選でトランプ大統領が再選を奪い取ろうとしているとの指摘まで出ているという。

いったい、どういうことなのか。
ワシントン支局・藤田水美支局長が解説する。

「トランプ大統領なら、保守派が多数を占める最高裁を利用して、選挙結果を強引にひっくり返しかねない」と、バイデン氏ら野党・民主党陣営は、警戒感をあらわにしている。

民主党陣営が恐れるのは、2000年の大統領選の二の舞。

当時、共和党のブッシュ氏が僅差で上回った接戦州・フロリダ州の得票を数え直すかどうか、最高裁で争われた。

しかし、保守派が多数だった最高裁は再集計しない判断をし、結果的にブッシュ氏が勝利。

今回も、接戦州で、このような展開が懸念されている。

最新の世論調査では、選挙の鍵を握る無党派層の60%以上の人が、「後任の判事は大統領選で勝利した政権が決めるべきだ」と答えている。

後任指名を強行したトランプ大統領には、逆風となりかねない事態。

しかし、トランプ大統領の頭の中には、「落選」の2文字はないとみられる。

トランプ大統領「わたしが落選することがあれば、それは選挙に不正があったということだ」

トランプ大統領が「不正が起こる」と強調しているのは、感染対策で急増する「郵便投票」に対して。

民主党支持者に多い低所得者層などが投票しやすいため、バイデン氏に有利になるといわれていて、トランプ大統領は接戦州で敗北した場合、「不正があった」として受け入れない可能性が指摘されている。

そうなれば、民主党側は訴訟を起こし、選挙結果が最高裁で争われる展開も考えられる。

混乱が見込まれる選挙戦なだけに、最高裁のバランスが重要視される中、保守派に傾く最高裁が選挙結果にどう影響するかが焦点となる。

(FNNプライムオンライン9月28日掲載。元記事はこちら

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