異例の残暑“秋の味覚”がピンチ マツタケ & サケが値段急騰

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28日、東京・新橋の居酒屋に届いたのは、秋サケ。
北海道で水揚げされた貴重な品。

根室食堂・平山徳治社長「先週くらいから、店でもサケを仕入れている。もう続けてサケをおススメでお出しすることはできない食材になってしまった」

秋サケを使ったメニューは、この店の看板商品。

みそとバターで濃厚に仕上げる北海道の郷土料理ちゃんちゃん焼きや、焼き上げたサケの切り身の上から豪快にイクラを回しかけて作る、サケとイクラの親子丼。

これらを目当てに訪れるお客さんも少なくない。

客「すごくおいしかったです。サケは食べたい海鮮だったので、食べたいなと思ってきた感じ」

しかし、2020年の仕入れ値は、2019年に比べ、1.2倍高くなっている。

根室食堂・平山社長「ことし取れたサケというのは、去年に比べて、1,000円~2,000円くらい上がってきている」

高騰している原因の1つが、水揚げの減少。

北海道で9月から始まった秋サケ漁では、比較的温かい海水を好むブリなどが増えた一方、根室エリアでの秋サケの水揚げは、2019年に比べて3割減。

この先、水揚げが回復するかどうかは、不透明な状況。

この深刻な不漁に影響を受ける中、イクラについては、国産にこだわっているという。

根室食堂・平山社長「毎年、毎年、本当に年を追うごとに(イクラは)高価なものになっている。安く手に入れるのは、本当に難しい食材になっている」

値段を上げずに提供できるかどうかは、今後の仕入れ値次第。

場合によっては、マスなどで代用することも検討している。

サケだけではない。

実は、秋の味覚の王様マツタケも深刻な状況にあった。

生産者直売所「アルプス市場」・犬飼浩一代表「ちょうど9月末くらいが、(マツタケの)出てくる時期になります。今のところほとんどゼロです」

実は、梅雨が長引いた影響で、7月は季節外れの大豊作だった。

しかし、8月以降の猛暑や雨が降らなかった影響で、9月は、マツタケがまったく採れない日が続いているという。

このマツタケ不足で、東京都卸売市場の1kg当たりの価格は、2019年に比べ、およそ1,600円高くなっている。

東京・銀座の和食店「舞桜」。
名物は、マツタケの一本焼き。

仕入れはどうしているのだろうか。

舞桜・青木勉総料理長「うちの場合は、独自のルートがありますので、例年以上の大きさのマツタケを、ことしもお客さまに提供することはできています」

お客さんに満足してもらおうと、独自ルートで仕入れた大きいサイズのマツタケを提供していた。

舞桜・青木総料理長「コロナに負けないマツタケを提供させていただいて、皆さまに元気になっていただければと思います」

(FNNプライムオンライン9月28日掲載。元記事はこちら

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