三文判は押す必要ない? 省庁別“押印”最多は経産省

政治・外交


1万1,049種類の書類。
これは、はんこを押すことが必要な行政の手続きの種類で、これに河野行革相が、はんこを原則廃止するよう要請した。

これに呼応するように、各省庁で早速動きが見られた。

脱はんこを進める河野行政改革担当相。

29日、こんな言葉が飛び出した。

河野行革相「三文判を押す行為は、個人の認証にもならないからいらないと思う」

行政上、100円ショップなどで手軽に買える三文判を押す行為は必要ないと強調した。

それだけではない。

民間企業がはんこを押す必要がある行政手続き1万1,000種類以上の内訳を公表した。

最も多かったのが、経済産業省で1,972種類、次いで厚労省、財務省と続いている。

経産省で多いのが特許の手続き。

民間の事業者などから、毎年数十万件の書類が提出される。

これらには、はんこを押すことが求められている。

すでにはんこ減らしに動き出しているのは、厚生労働省。

企業が厚労省に提出する書類の1つ。
現在は、はんこを押す欄がある。

これを省令が改正され次第、廃止しようとしていた。

防衛省でも取り組みは始まっている。

岸防衛相「防衛省では、住宅の防音工事の助成に関わる申請手続きがこれに該当する。速やかに押印を廃止する方針です」

各省庁と企業の間で交わされる書類だけではない。

小泉進次郎環境相は、省内のはんこも見直した。

その1つが職員が育児休暇をとるための書類。
25日から、はんこの欄がなくなった。

一方、河野行革相は28日、はんこの業界団体と会談。

行政手続きで原則、はんこを廃止することに理解を求めました。

業界団体からは、行政手続きでの押印廃止は、印鑑証明制度を廃止するものではないことを明確に表明してほしいとの要望を受けた。

河野行革相「はんこというのはある面、文化的な側面もありますので、はんこ文化を振興していく」

しかし、創業70年のはんこ店「鴻文堂」の店主は、大臣が不要とした三文判こそ残すべきはんこ文化だと反論する。

鴻文堂・藤澤正次代表「河野大臣もわかってないですよ、はんこの恐ろしさをわかっていない。(三文判が廃止になると?)あらゆる書類がうそっぱちの、誰の責任でもなくなるのではないか」

(FNNプライムオンライン9月29日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース