白石被告「金目的」も真相語らず 座間9人殺害事件とは

社会


神奈川・座間市のアパートで、若い男女9人の遺体が次々と見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われた男の初公判が午後から始まる。

世間を震撼(しんかん)させた猟奇的ともいえる犯行について何が語られるのか、注目の裁判がようやく開かれる。

これまでの経緯についてまとめた。

2017年、神奈川・座間市の自宅アパートで、SNSで自殺についてやりとりするなどして知り合った男女9人を殺害した罪などに問われている白石隆浩被告(29)。

白石被告は逮捕後、全員を殺害したことを認めたうえで、「金目的だった。本当に死にたいと思っている人はいなかった。自分が死ぬつもりは全くなかった」などと供述。

検察側は、白石被告の精神状態を調べた結果、責任能力があると判断し、2018年9月に起訴した。

犠牲になった福島県の女子高生の父親が、初公判を前に心境を語った。

犠牲となった女子高生の父親「(骨つぼは)形あるものだけど、そんなに意識してないよな、亡くなったって意識あんまりないから」

白石被告については...。

犠牲となった女子高生の父親「相手の裁判関係ないもん、どうなろうと。一喜一憂するとか喜怒哀楽も何もないよ。(娘が)意識して戻ってくるならいくらでも意識するけど」

FNNは、2019年から2020年にかけて複数回にわたり、立川拘置所で白石被告と面会。

上下黒のスウェットに肩まで髪を伸ばした白石被告は、自身について笑顔で話した。

白石被告「漫画やゲームばかりしてました、インドア派でした」、「趣味は寝ることでした」、「拘置所ではもっぱら本を読んだり絵を描いたりしています」

雑談には上機嫌に応じる一方で、「事件について考えることはありますが、くわしくは金銭と引き換えにお願いします」と繰り返し、事件の真相は語らなかった。

裁判の主な争点は、「被害者が殺害を承諾していたかどうか」。

検察側は、殺害の承諾はなく、白石被告が金銭や性的な動機で被害者を殺害したと立証し、極刑を求刑するとみられる。

一方、弁護側は、自殺についてSNSでやりとりするなどして知り合った被害者から殺害の同意があったとして、大幅に法定刑が軽くなる承諾殺人罪の成立を主張し、責任能力についても争う方針。

今回の裁判では、裁判員の負担を軽減するため、9人の被害者を3つに分けて審理を進めることにしたため、公判は24回にわたり行われ、判決は、12月15日に言い渡される予定。

(FNNプライムオンライン9月30日掲載。元記事はこちら

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