トランプ氏 VS バイデン氏 直接対決 非難の応酬 司会者も“注意”

国際


約1カ月後に迫ったアメリカ大統領選挙に向け、トランプ大統領とバイデン前副大統領の初の直接対決が行われた。

バイデン前副大統領「その質問には答えない」

トランプ大統領「何で答えないんだ」

バイデン前副大統領「黙ってくれないか!」

討論会直前、会場周辺では数百人が参加して人種差別への抗議デモが行われていた。

そして、世界中が注目したテレビ討論は激しい非難の応酬となった。

会場に少しこわばった表情で入ってきたトランプ大統領に対し、バイデン氏は笑みを浮かべ余裕の表情。

実際の討論に入ると、新型コロナウイルス対策などテーマごとに主張をぶつけ合った。

トランプ大統領「ワクチンの承認まで数週間というところまで来ている」

バイデン前副大統領「私はトランプ大統領を信用していない。君たちも同じはず。われわれが信用しているのは科学者だ」

「信用できない」と言われたトランプ大統領。

マスクについて問われると、自分のマスクを取り出し、バイデン氏を攻撃した。

トランプ大統領「マスクは悪くないと思う。私も今持っているし、必要な時につける。バイデン氏のようにはつけない。彼は約60m離れていても、大げさすぎるマスクをつけている」

そのバイデン氏は、トランプ大統領の納税問題で強烈な非難を浴びせた。

バイデン前副大統領「トランプ大統領は税法を利用している。アメリカ史上最悪の大統領だ」

これでは、まるで子供のけんか。
するとついに…。

司会者「ストップ! お2人とも! これから、それぞれ2分間話す時間を与えますので」

テレビカメラの前で公然とののしり合った2人の初対決。

現場で見守った米メディアの記者も「最悪の論戦」「勝者のいない討論会だった」と厳しい評価を下していた。

論戦の舞台となったのは、大統領選の行方を大きく左右する激戦区オハイオ州。

トランプ大統領支持を掲げる家の隣には、バイデン氏支持の看板があるなど、そこら中が激戦状態になっている。

住民「かつて3万人が工場で働いていたが、今は状況が違う。2016年にこの地域は初めてトランプ大統領に投票した」

大手製造業者が次々と撤退したオハイオ州では、「ラストベルト=さびれた工業地帯」と呼ばれ、廃虚と化した場所も少なくない。

相次ぐ工場閉鎖に、雇用を取り戻すと約束してきたトランプ大統領に裏切られたと感じる人も少なくないのが現実。

前回トランプ大統領に投票した住民「今回バイデン氏に投票するだろう」

10月にも行われる公開討論で、トランプ大統領は未来の支持層の票を取り戻すことができるのか。

戦いはいよいよ大詰めだ。

榎並大二郎キャスター「アメリカでは60年前から行われているテレビ討論ですが、政権構想をぶつけあったり、不都合な議論になった時の声色・表情などで、リーダーとしての資質が見えてくる気がしますよね。何よりもゴールデンタイムに生中継されているということで、国民の政治への関心が高まるきっかけにもなりそうです。制度や国民性の違いもあるかもしれないのですが、日本でもこういうショーアップされた議論を見てみたいものです」

(FNNプライムオンライン9月30日掲載。元記事はこちら

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