「後発には後発の有利さが」 楽天 5G 月額2980円で提供

経済・ビジネス 技術


楽天は、5Gサービスについて、大手3社の半額以下となる月額2,980円で提供すると発表した。

このニュースについて、早稲田大学ビジネススクール教授で、かつてソニーで製品開発にも携わっていた長内厚さんに話を聞いた。

三田友梨佳キャスター「楽天、思い切った手を打ってきたなという印象ですが、長内さんは、どうご覧になっていますか?」

長内厚さん「後発には後発の有利さがあると思うんですね。かつて大手2社が市場の大部分を占めていた携帯電話、3位のソフトバンクは、それまでガラケー、一色だった市場に、まったく新しいコンセプトのスマートフォンを引っさげて市場を切り開いて、三強の一角に上り詰めました。成熟化した市場の閉塞(へいそく)状態を切り開く脱成熟を起こすのは、実は、既存の大企業よりも新規参入の後発企業の方が多いんです」

三田友梨佳キャスター「脱成熟を起こすのは後発企業というのはなぜなんでしょうか?」

長内厚さん「なぜなら、既存企業には、それまでの成功体験ですとか惰性というものに縛られてしまいますので、自ら築き上げたものを壊すって、なかなかできないんですね。わたしもソニーでテレビの商品企画をしていたときに、新しい薄型テレビの企画をしようとすると、どうしても、それまでのブラウン管テレビの当たり前みたいなものに縛られて、なかなか新しいコンセプトが出しにくいという状況があったんですね。そのときのブレイクスルーというのは、組織を分けて、新しい組織を独立させる。そうして、既存の事業から引き離す、成功体験に縛られないというのが大切なんです。楽天もですね、その既存の携帯電話会社にはない新しい商品ですとか、ライフスタイルの提案を市場でしていって、市場を活性化するということが期待されると思います」

三田友梨佳キャスター「そうですね。利用者としては単純に選択肢が広がることはうれしいことですし、価格もそうですが、つながりやすさも大切ですから、インフラにどこまで投資できるのかも期待して見ていきたいと思います」

(FNNプライムオンライン10月1日掲載。元記事はこちら

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