極小「戦艦大和」が話題 そこには大きな夢が...

技術


今、ツイッター上で話題になっている1枚の写真。

注目するのは、指ではなく、指の上の小さな白い点。
もちろん、ただの点ではない。

拡大して見ると、表面が少しギザギザしているが、まだ何かわからない。

さらに拡大して見ると、白い点の正体は船だった。

これは、戦艦「大和」の52万分の1の超極小ミニチュア。

一緒に写っている黒い線は、髪の毛。

「大和」の全長は0.5mm。
艦のシンボルである主砲は、0.003mmで再現されている。

この小さすぎる戦艦「大和」に、ツイッターでは「毎回見るたび見入ってしまう」、「技術の進歩ってすごい」といった声が上がった。

最新モデルのナノ3Dプリンターによって作り出された「大和」は、広島の企業と京都の大学が共同研究する中で生まれた。

いったい、なぜこんなに小さいものを作ろうと思ったのか。
その答えは...。

株式会社キャステム・桝谷周平さん「弊社は鋳造業をやっていて、まずこの技術を世の中に広められないか、おもしろく伝えられないかということで、戦艦大和を作ったら面白いかなと」

最新型ナノ3Dプリンターは、海外ではその技術を医療などに応用しようと研究が進んでいるが、日本ではまだそこまで広まっていない。

そこで、世界最大の戦艦ともいわれる「大和」を、ナノの世界によみがえらせることで、最新技術を日本でも発展させようと考えた。

株式会社キャステム・桝谷周平さん「虫の蚊っているじゃないですか。刺されているときは痛みを感じない。あの針の原理を利用して、無痛の注射針を作れないかと研究している人もいます。そういった事例を参考にして、弊社と大学で医療関係や半導体関係でおもしろいものが作れないかと、研究を続けています」

肉眼では見えないほど、小さな戦艦「大和」。

そこには、未来へつながる大きな夢が詰まっていた。

(FNNプライムオンライン10月1日掲載。元記事はこちら

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