症状での見分けは困難…新型コロナとインフルエンザの“同時流行”にどう備える?

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  • 10月1日からインフルエンザの予防接種が開始
  • 厚労省は高齢者を優先の方針「子どもへの接種が非常に大切」と医師
  • 過去5年で最多 約6300万人分のワクチン供給を予定も予約殺到

新型コロナとインフルの同時流行を懸念

男性A:
昨日ここに予約を入れて来ました。

女性A:
娘の受験が近いので、できる限り早くということで来ました。

街のクリニックには多くの人の姿があった。皆さんの目的は、10月1日から始まった「インフルエンザワクチンの接種」だ。

男性B:
新型コロナウイルスの影響もあったので、一度に(インフルエンザと)両方かかると怖いなと。


2020年は新型コロナウイルスとインフルエンザの“同時流行”が懸念されているが…

ナビタスクリニック立川 内科・久住英二医師:
中国から、新型コロナウイルスとインフルエンザと両方に感染している方というのは報告されています。(インフルエンザB型に感染した場合、)重症化しやすかったというデータがあります。


中国の国営放送によると、湖北省武漢市では新型コロナウイルスの重症患者50人のうち18人が、インフルエンザも併発していたと専門家が指摘したという。

インフルエンザの予防接種は高齢者を優先…子どもは?

こうした中、2020年はインフルエンザワクチンの接種について、厚生労働省は定期接種の対象となっている65歳以上の高齢者などを優先し、それ以外の人は10月26日以降に接種するよう求めている。


10月1日に訪れた都内のクリニックには、優先対象の高齢者が来院していた。

69歳男性:
インフルエンザの予防接種に来ました。重症化する率が高いので。

85歳女性:
年寄りを大事にしてくださってありがたいと思います。ちょっと近くに孫もいますので。

都内のクリニック10カ所に聞いたところ、7割が10月26日以前でも「全世代の接種を実施する」と回答。


しかし、子を持つ親からはこのような声が聞かれた。

2人の子どもの親:
インフルエンザなのに、新型コロナの人と一緒に受診しなくてはいけないのかが心配です。

インフルエンザワクチンの接種ついて、医師は…

ナビタスクリニック立川 内科・久住英二医師:
子どもに接種させることが非常に大切。
インフルエンザウイルスを運ぶのは、集団生活をしている子どもたちなんです。高齢者はワクチンを打っておくことで、肺炎になったり重症化することが予防されます。


東京都における2019年シーズンのインフルエンザの年代別感染者数は、14歳以下の子どもが全体の67%を占めている。


約6300万人分のワクチン供給を予定 流行前に接種を

高齢者にとっては重症化の予防となる一方で、子供たちに接種することでより流行を抑えられるというインフルエンザワクチン。

一方、子供たちを診療する都内の小児科では…

クリニック ばんびぃに 小児科・時田章史院長:
(かかりつけの方の)予防接種の予約を開始してから埋まるまでの期間が非常に短く、一般の予約はほぼ20~30分で終了しなくてはいけない状態。


インフルエンザの予防接種の予約が、2カ月先までほぼいっぱいだという(※現時点での入荷分)。

子どもに接種させた親:
ワクチンの在庫が尽き次第終了ということで、在庫の心配も兼ねて早めに来ました。

しかし厚労省では、今シーズンは過去5年で最多となる約6300万人分のワクチンの供給を予定している。


コロナ禍の中でのインフルエンザワクチンの接種について、医師は次のように話す。

ナビタスクリニック立川 内科・久住英二医師:
インフルエンザとコロナウイルス感染症を症状で見分けることはできません。
できる備えとしては、せめてインフルエンザはワクチンを打っておくことが望ましい。


(「めざましテレビ」10月2日放送分より)

(FNNプライムオンライン10月2日掲載。元記事はこちら

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