東証 システム障害で終日売買停止 2日から取引を再開

経済・ビジネス


終日売買停止をした東京証券取引所は、2日に売買を再開すると発表した。

東京証券取引所は、取引開始前に株価など相場情報が配信されない障害が発生したため、およそ3,700ある全ての銘柄で売買が終日停止された。

終日売買停止は、1999年5月に株式の売買が全面的にシステム化して以来初めて。

証券会社では、顧客からの問い合わせに追われた。

東京証券取引所・宮原幸一郎社長「多くの市場参加者、投資家の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。誠に申し訳ございませんでした」

東京証券取引所は1日午後、会見を開き、午前7時すぎに株式売買システムの共有ディスク装置のメモリーが故障したうえ、バックアップ機への切り替えも正常に行われなかったことが原因とした。

また、システムの再起動を行った場合、投資家などに混乱が生じるおそれがあるとして取引停止の判断をしたと説明した。

一方、売買の再開については2日から通常通り行うと発表した。

システムトラブルの影響について、第一生命経済研究所の永濱利廣さんは2つの影響をあげている。

1つ目が“機会の損失”。

10日1日の東京株式市場については、9月30日のニューヨーク・ダウが上がっていたことや、1日朝発表の日銀短観を受け、株価が動くと見ていた投資家が取引する機会を失った。

そしてもう1つが、“信用問題”。

今回のように、全ての銘柄の取引が停止するような大きなトラブルが今後繰り返された場合、株主が株を手放すことにつながる可能性や、また海外の投資家が多いので、海外の市場にお金が流れてしまう可能性が考えられるとしている。

フジテレビ・風間晋解説委員「東証の宮原社長の会見内容からは、きょうのトラブルが想定外だったということがうかがえるんです。発端は、東証のシステム全体を支える2つのディスク装置のうちの1つが故障し、その場合、本来であれば自動的に待機している方のもう1つのディスク装置に切り替わるはずが、切り替わらなかった。それは、切り替わるためのテストも行っていたのにという説明なんです。でも、東証の全ての売買を終日、全面的に停止するような前代未聞のトラブルですよね。それについて、こんなはずじゃないんだがというのは、ちょっと情けないと思いませんか。想定外というのは、突き詰めて準備していなかった備えていなかったという意味で、わたしは人災だと思うんです。故障対応を機械任せにしていなかっただろうか。あるいは、世界3位の株式市場を支えているという自覚に緩みはなかったか、国際金融センター構想の中核を担う東証なんですから、格段の緊張感というものを持ってもらいたいです」

(FNNプライムオンライン10月2日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース