おトク×飲食店支援「Go Toイート」始まる…どこで使える?ポイントと食事券

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  • 「ポイント付与」と「食事券」で外食産業支援
  • 多くの大手チェーンも導入に前向き
  • 「食事券」は導入に課題も

2つの支援事業…「ポイント付与」と「食事券」

「Go Toイートキャンペーン」がいよいよ始まった。
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた飲食店や食材を提供する農家や漁業関係者らを支援する事業だ。


事業は2つ。
「ぐるなび」や「食べログ」など13の事業者のインターネットサイトを通じて予約し、食事をすると、最大1000円分のポイントがもらえるもの。


もう一つが、都道府県ごとに使える食事券で購入額の25%分が上乗せされるというもの。
オンラインで予約して、食事券で支払うことも可能だ。


 

10月1日からポイント事業がスタートし、食事券は、新潟県を皮切りに順次スタートする予定だ。

日本フードサービス協会によると、8月の外食産業の売り上げは、
ファミリーレストランで前年同月比75.1%と厳しく、さらにパブや居酒屋は41%と壊滅的な状態が続く。

農水省の聞き取り調査でも、飲食店の関係者からはとにかく早く実施してほしいという声が多く聞かれた。

またたく間に予約が入り…

ポイント事業の初日となった10月1日、和食と日本酒の店「和食日和 おさけと」ではオンラインでの予約受付が始まると、わずか10分で5件の予約が…。
その後も、途切れることなく、あっという間にパソコンの画面が予約であふれた。
これまでの予約状況は、お店を閉めていた4月5月はゼロ、6月以降少し戻り始めたがこの半年は、例年の50%以下だったという。


和食日和 おさけと 山口直樹代表:
こんなに予約が入るのは半年ぶりです。
飲食店に来ること自体が悪いことってイメージだったのが、少しずつ外食しましょうという空気ができてくることが一番ありがたいです

和食日和 おさけと 山口直樹代表
和食日和 おさけと 山口直樹代表

ひとときもパソコンの前を離れらないような忙しさに、思わず顔がほころんだ。

一方で、感染対策の問題などで参加していない店舗も多くあり、効果は限定的との声もある。

ファミレス、牛丼・ファストフードなどの対応は?

では、「外食大手」の対応は…?

居酒屋ではワタミや、「甘太郎」や「牛角」などを運営するコロワイドも導入を予定している。


ファミレスでは
「ガスト」や「バーミヤン」を展開するすかいらーHDは、食事券はグループ全店で対応するほか、オンライン予約についても一部業態で取り入れる。
「ロイヤルホスト」などを運営するロイヤルHDも、食事券については参加する予定で、オンラインについては検討中。
「デニーズ」は、積極的に対応したいとし、「サイゼリヤ」は、いままさに検討しているところだ。


牛丼チェーンの「すき家」や「吉野家」は食事券について、
「松屋」は、オンライン予約、食事券ともに検討中としている。


「くら寿司」は、オンライン予約は、10月中旬ごろから参加予定。食事券は、検討中。

日本KFCは、食事券で一部店舗を除き参加予定で
「マクドナルド」や「スターバックス」は検討中としている。


「食事券」導入には‟壁“も

ある居酒屋大手からは、

居酒屋チェーン関係者:
ちょうど中価格帯の3000円~4000円の食事をする人にとって、1000円のポイントの補助というのは大きい。利用したいというお客様は多いと思うので対応したい。
ただ、食事券については、地域ごとに事業者が違い、換金場所も違う。従業員の負担も増えるし、オペレーションが繁雑で、本社でまとめるのも一苦労

…と、ポイント付与については歓迎しつつも、食事券については導入に迷う声が聞かれた。

食事券については、47都道府県で事業者が違うため、
「登録するための条件も違うので、確認作業に追われている」「参加したいと申請はしているが、事業者の作業が間に合わないようで登録ができない」
…などと、申請に時間がかかっているところもある。

このキャンペーン、ポイント付与、食事券の販売は、2021年1月末までで、ポイントの利用期限、食事券の有効期限は2021年3月末まで。

60万の飲食店、それを支える生産者。その多くがコロナ渦で苦境に立たされる中、この半年にわたるキャンペーンで、どれだけ底上げできるのか、注目される。

(フジテレビ経済部 冨田憲子記者)

(FNNプライムオンライン10月2日掲載。元記事はこちら

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