入院から2日 サプライズ外出 トランプ大統領 本当の容体は?

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新型コロナウイルスに感染して入院中のアメリカのトランプ大統領が、突然の外出。

サプライズの背景には、いったい何があるのか。

夜空に響くクラクションと歓声。

ここは、新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領が入院する病院前。

支持者「金曜からずっと泊まり込んでいる。トランプ大統領が退院するまで、ここにいる」

宅配ピザでおなかを満たし、病院前に泊まり込んで回復を願う、熱烈なトランプ支持者。

そんな彼らに対して、トランプ大統領は4日夕方、SNSで「素晴らしい愛国者の皆さんに、ちょっとしたサプライズを考えている」とのメッセージを発信した。

すると、集まった支持者の前に、車で登場。
サプライズ外出で応えた。

この時のトランプ大統領はマスクをしているが、左右に手を振り、親指を立てるなど、熱い声援にしっかりと応えているのがわかる。

さらにこのあと、ホワイトハウスは、鋭い眼光でカメラを見つめる大統領の写真を公開した。

入院中にもかかわらず、病院内から動画や写真を公開し、さらには自ら、支持者の前に姿を見せたトランプ大統領。

その大統領の容体について、医師団は、入院前の10月2日に高熱を出し、血中の酸素濃度がこれまでに2回低下したことも明らかにした。

そのうえで...。

医師団「もし、きょうのように容体がよければ、5日にも退院し、ホワイトハウスで治療を続けることができる」

早ければ、5日にも退院できるとの見通しを示した。

医師団によると、これまでに治療薬「レムデシビル」の投与を2回受けたほか、重症者向けのステロイド薬「デキサメタゾン」も投与されたというトランプ大統領。

そのデキサメタゾンとは、どのような薬なのか。

昭和大学医学部・二木芳人客員教授「肺炎があるとか、感染症が重症で、抗ウイルス薬だけでコントロールできない場合、積極的に使わなければいけない」

重症化する兆しが見えたため、使用した可能性もあるというこの薬。

ただし、気になる点があるという。

二木教授「この薬を早い時期で使うと、まだ感染症がうまく抑えられてないのに熱が下がったり、いろんなデータがよくなったりとか、見かけ上、そういうことがある。むやみやたらに使うものではない」

今回の感染は、1カ月を切った大統領選挙の流れをどう左右するのか。

ウォール・ストリート・ジャーナルが、先週のテレビ討論後に行った最新の世論調査では、民主党・バイデン候補の支持率が、トランプ大統領を14ポイントリード。
これまでで、最大の差。

入院中のパフォーマンスについて、専門家は...。

米国政治にくわしい上智大学・前嶋和弘教授「トランプ大統領は、自分はコロナに勝った大統領ということをバイデン前副大統領に見せつける、それで支持率を回復していく、そういう狙いがあると思う」

(FNNプライムオンライン10月5日掲載。元記事はこちら

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