健在アピールも肩で息を... トランプ氏 完治前に退院

国際


わずか3日、スピード退院で健在ぶりをアピールしたトランプ大統領。
しかし、アメリカ国内には、批判や不安の声が広がっている。

日本時間の6日午前7時半すぎ、金色の扉が目を引く、この建物から出てきたのは、新型コロナウイルスに感染し、入院していたトランプ大統領。

わずか3日で退院した。

マスクを着け、いったん扉の前で立ち止まった大統領。
右手を3回振ったあと、足元を見つめながら階段を下りた。

その後、報道陣の近くまで来たところで、質問が飛んだ。

トランプ大統領「(あなたのスタッフは何人感染したのか?)どうもありがとう。(自分をスーパースプレッダーだと思うか?)...」

「スーパースプレッダー」とは、より多くの人を感染させる患者のこと。

ホワイトハウスでのクラスターをふまえた問いかけ。

ホワイトハウスに到着後、すぐに写真撮影に応じたトランプ大統領。

すると、突然マスクを外し、両手の親指を立てるポーズを取った。

しかし、その表情は険しく、肩で息をし、眉間にしわを寄せ、口はへの字。

その後、ホワイトハウス内で撮影した動画では、復活をアピールした。

トランプ大統領「リーダーなら、きっと私と同じ行動をするだろう。リスクや危険があるのはわかっている。しかし大丈夫だ。今の体調は以前よりも良く、免疫を得られたかもしれない。コロナに人生を支配されるな」

早期の回復を願い、病院の前に集まっていた支持者は、今回のスピード退院を大歓迎。

支持者「大統領には神がついてるし、彼は強い男よ」、「素晴らしいわ。早く退院できてよかった」

しかし、気になるのは、およそ72時間という短い入院期間。

医師団は、「あらゆる数値が退院の基準を満たしているので、トランプ大統領を帰宅させるつもりだ」と、退院にお墨付きを与えつつも、治療とともに、今後1週間は24時間態勢の経過観察が必要だとしている。

一方、民主党のバイデン候補は、ホワイトハウスでの復活アピールを受け、SNSを連続で更新。

民主党・バイデン候補「マスクは大事だ。マスクは命を救う」、「私はマスク着用が愛国者の義務ととらえている」、「科学者の話を聞け」

さらに、マスクを着ける、自身との比較動画も公開し、トランプ大統領を批判した。

ホワイトハウスでは、側近の1人、マクナニー大統領報道官の感染も明らかになり、さらなる感染拡大が警戒される状況。

一部の現地メディアでは、退院を急ぐべきではないとする周囲の説得を押し切ったという今回の退院劇。

選挙戦での劣勢が伝えられるトランプ陣営に、どんな風を吹かせることになるのか。

(FNNプライムオンライン10月6日掲載。元記事はこちら

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