コロナで打撃 LCCの収益構造 エアアジア・ジャパン撤退

経済・ビジネス


日本からの撤退を決めたLCCのエアアジア・ジャパン。
利用者から戸惑いの声も上がっていて、航空業界は依然、厳しい状態が続いている。

赤羽国交相「エアアジア・ジャパンは昨日、航空運送事業を廃止することを決定し、国土交通省に対して、本年12月5日をもって、全路線廃止する旨の届け出があった」

エアアジア・ジャパンは、愛知県の中部国際空港を起点にした、国内線3路線と台北への国際線1路線の全4路線を12月5日に廃止することを5日に発表。

新型コロナウイルスの影響による日本の航空会社の事業撤退は初めて。

LCC利用客「LCCがなかったら、今回、沖縄行かなかった。今回これで自分は良さを知ったので、どこ行くのも結構気軽だと思って」

LCCをめぐっては、ジェットスター・ジャパンが希望退職を募るなど、厳しい経営が続いている。

航空アナリスト・鳥海高太朗さん「エアアジアも含めて、LCCは基本的に客を運んで収入を得るシステム。収入はほとんどない状況。大手航空会社のように、プラス貨物での収入は基本的にない」

大手航空会社は、旅客による売り上げは大きく落ち込んだものの、貨物は前の年の同じ時期に比べて16.9%の増加となっている。

一方、LCCは、1人分の座席スペースを狭くし、一度のフライトでより多くの乗客を乗せ、さらに高い頻度で飛ばすことで収益を上げる構造。

新型コロナウイルスの影響で乗客数が大きく落ち込み、乗客の数を増やして収益を上げるビジネスモデルが崩れた。

赤羽国交相「航空業界全体、依然として厳しい経営環境にあると承知している。航空各社しっかりと連携を取りながら、意見をしっかり聞かせていただきながら、必要な対策をしていきたい」

(FNNプライムオンライン10月7日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース