“最高級”公用車 県民も疑問 吉村知事批判に兵庫知事は

政治・外交


およそ2,000万円の高級車が、山口県や埼玉県などで公用車として購入され、物議を醸している問題。

実は、リースでも高く、兵庫県の場合、2台1年間で、およそ600万円。

こうした税金の使われ方に、大阪府の吉村知事が厳しく批判した。

税金の使い道に厳しい目を向ける、大阪府の吉村知事。
痛烈に批判したのは、お隣、兵庫県が契約している公用車のリース料。

吉村知事「最高級車でないと知事の仕事ができないというわけでは当然ないし、おかしな話だと思いますね」

販売価格は、およそ2,000万円の最高級車・センチュリー。

兵庫県は2019年8月、知事と県議会議長が使う公用車2台のリース契約を更新した。

更新にあたり、トヨタの高級車・レクサスから、最高級車センチュリーに車を変えた。

その結果、リース料は、直近1年間で、およそ600万円。
レクサスの2倍以上に跳ね上がった。

センチュリーへの格上げには、兵庫県民からも批判の声が上がっている。

70代「わたしはぜいたくやと思いますね」

60代「ずれてません? やっぱり、一般的に考えると、ずれていると思います」
70代「ほかにお金回すところいっぱいあるし」

60代「いい車乗っているから、自分のレベルが上がるみたいな感じは時代遅れだと思います」

トヨタのおひざ元、愛知・豊田市から来たという人も、「クラウンでいいと思うけどね。僕らの税金なんで、国民が乗っているような車で、ぜひとも」と指摘した。

皇室御用達としても知られる、格式の高さは群を抜いているセンチュリー。

一方で、高すぎる公用車として、ほかの自治体でも物議を醸した。

山口県は、皇族などが訪れた際の貴賓車として、およそ2,000万円で購入。
しかし、今のところ、皇族を乗せる予定はないという。

吉村知事は、経費削減の流れに逆行する動きをバッサリ。

吉村知事「少子化の中で財源が厳しい中で、どうやっていくのか。役所だけ公用車が高級車に変わっていくというような、まったく世間とかけ離れた感覚だと思いますし、おかしなことだと思います」

その吉村知事の公用車は、トヨタのアルファード。
リース料は年間およそ94万円だという。

なぜ兵庫県は、センチュリーに格上げしたのか。

兵庫県の担当者は7日、「総合的に判断して車種を選定しておりまして、知事と議長の立場、職責に鑑みて妥当であるというふうに考えております」と述べた。

しかし、コロナ禍にあって、県の財政状況が悪化する中での高額な支出が続くことには、税金を払う側の県民から異論が相次いでいる。

60代「兵庫県全体として、かなり借金を抱えているという話を聞いているので、全体でつつくべきではないかと」

こうした声に、当の井戸知事はどう答えるのか。

兵庫・井戸知事「ノーコメント。(検討の余地は?)これから考えること。だけど、契約してますからね。あの車を一定年限使っていれば、所有権こっちに来るはずなんですよね。それで維持費がかかるんですよね」

兵庫県は、議長公用車の今後の使用については、次回更新する際に県議会とも相談し判断するとして、変更も検討する考え。

(FNNプライムオンライン10月9日掲載。元記事はこちら

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