台風14号 各地で被害 横なぐりの雨に土砂崩れも

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台風14号は、当初の予想よりも南の海上を進んでいて、10日夜遅くに伊豆諸島に最も接近するとみられる。

10日の台風の動きをまとめた。

午前6時半ごろの和歌山・串本町。
強い風でヤシの葉が大きく揺れ、横殴りの雨が降っている。

午前9時半ごろ、本州の最南端、串本町潮岬。
台風の接近にともなって、風がとても強くなっていた。
海も非常に荒れていて、大きな岩に打ちつける波も、とても高くなっていた。

潮岬では午前6時すぎ、最大瞬間風速30.1メートルを観測。
町内に住む50代の女性が、強風にあおられて転倒し、足の骨を折る大けがをした。

本州の南の海上を、時速およそ15kmのゆっくりとしたスピードで、東に向かっている台風14号。

各地で強い雨を降らせている。

和歌山・那智勝浦町や三重・尾鷲市では、降り始めからの雨量が500mmを超え、平年の10月の1カ月分の雨量を超えた。

三重・紀宝町では9日夜、土砂崩れが発生。
ドラム缶など、大量のがれきが、土砂とともに道路に流れ込んだ。

多くの電柱が折れるなどの被害が出ているが、警察などによると、巻き込まれた人はいないという。

午後2時の静岡市駿河区。
雨脚が強まり始め、時折、強く冷たい風も吹いていた。

今後、台風は関東や伊豆諸島に接近するとみられる。

午後3時すぎの千葉・館山市。
雨風ともに強くなってきたが、波消しブロックに波が打ちつけている様子も確認できた。

2019年、台風15号の直撃を受けた館山市。
今もブルーシートがかかったままの住宅も多く、新たな被害の発生が心配されていた。

台風の最新の進路予想図。
11日まで東に進み、その後、進路を南に変え、小笠原諸島周辺に向かう予想となった。

一方、8日時点の進路予想図。
中心線が房総半島にかかっていて、その後も北東に進む予想だった。

なぜ、これほど大きく変わってしまったのか。

実は、日本列島周辺には、大陸の高気圧と太平洋高気圧の2つの高気圧があり、その間を台風が通るとみていた。

ところがその後、太平洋高気圧が2つに分かれた。

そのため、それらの高気圧の間を台風が通り、南に進む予想に変わったという。

台風は10日夜遅く、伊豆諸島に最も接近するとみられ、多いところで、11日の夕方までに、さらに300mmの雨が予想されている。

気象庁は10日午後、三宅島と御蔵島に大雨特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけた。

(FNNプライムオンライン10月10日掲載。元記事はこちら

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