割引の上限引き下げ 政府が対応検討 GoToトラベル予約サイトで

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大手旅行予約サイトが、GoToトラベルの割引を突然、減額。

利用者からは困惑の声が上がっている。

GoToトラベル利用者「この間、箱根に泊まった。親が全部やってくれた。ちょっと高いところに泊まってた」

GoToトラベル検討中の人「一応行きたいなと考えてはいます、11月くらいに。最初はあんまりと思っていたけど」

秋の旅行シーズンで活気づく、GoToトラベル。

こうした中、大手予約サイトの「Yahoo!トラベル」、「じゃらん」、「一休.com」が、10月10日以降の予約分について、1人1泊あたりの割引の条件を最大3,500円に突然引き下げた。

例えば、東京都内で幻想的な雲海が楽しめる「ホテル椿山荘東京」の場合、1人1泊4万円の宿泊代が、これまでは最大35%にあたる1万4,000円が割り引かれ、2万6,000円で利用できた。

しかし今後は、割引額が最大で3,500円となるため、3万6,500円での利用になり、支払額が1万500円増えることになる。

街では、「ちょっとした不公平感。半額くらいになったのを、いったんキャンセルしてしまった。それで、もう一回取り直そうとしたら、今度は割引率が急に少なくなっていて」、「上限が決められていたんですかね、初めて出てきた話だったので」といった戸惑いの声が聞かれた。

なぜ突然、割引額が減ったのか。

GoToトラベルに投じられる予算は、およそ1兆2,000億円。

政府は、宿泊施設や旅行会社、旅行予約サイトからの申請をもとに、GoToトラベルの原資となる給付金をそれぞれに配分する。

全体の給付金の半分は、9月までにすでに割り当てられている。

しかし、旅行予約サイトに利用者が集中したため、割り当てられた給付金が不足。

割引を減額せざるをえなくなったとみられる。

一方、宿泊施設や旅行会社で直接予約する場合は、最大35%の割引が引き続き利用できる。

このため、「ホテル椿山荘東京」では、この週末から電話や公式ウェブサイトからの予約が急増。

ホテル椿山荘東京・眞田あゆみさん「スタッフを増やして対応している状況。ホテルで直接予約できることをご存じない方も多いので」

そして、今回の割引の減額を“商機”と捉えているのが、手頃な価格のビジネスホテル。

コンフォートホテル・宮崎梢広報担当「(GoToトラベルで)高級なホテルを利用しているお客さまが多い中で、3,500円という(割引額の)上限がついたことによって、われわれのような価格を抑えたホテルも利用いただくことが多くなるのではないか。チャンスだと思っています」

戸惑いや混乱もみられる、割引額の減額。

観光庁は、11月以降に配分予定だった残りの給付金について、全体の利用状況を見ながら、不公平感がないよう、対応策を検討している。

(FNNプライムオンライン10月13日掲載。元記事はこちら

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