乾燥していると飛まつ遠くに 近づく冬「富岳」が試算

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スーパーコンピューター「富岳」を使った、新たな新型コロナウイルスの研究結果が発表された。

湿度が低ければ低いほど、飛まつが遠くへ飛ぶことが明らかになった。

13日、東京都で新たに確認された感染者は、166人。
2日ぶりに100人を上回った。

日本大学の運動部で発生したクラスター。
あわせて28人が感染していたことがわかった。

日本大学は当面、部の活動を休止する。

こうした中、スーパーコンピューター「富岳」を使った、新型コロナ対策の最新の研究結果が発表された。

理化学研究所 神戸大学・坪倉誠さん「秋から冬になり、湿度がどんどん下がり、飛まつやエアロゾルの飛び方がどう変わるかお見せする」

今回の発表で、飛まつそのものも、湿度が低ければ低いほど、下に落ちずに空中に漂う量が急激に増えることがわかった。

今回の研究結果の中心は、マスクとフェースシールドやマウスシールドの予防効果を比較したもの。

この動画は、それぞれを着けて歌を歌った際に、飛まつがどのように広がるかを検証したシミュレーション結果。

小さな飛まつは青で、大きな飛まつは赤で示されている。

マスクを着けている場合、小さな飛まつは隙間から漏れるが、大きな飛まつは、ほとんど漏れていないことがわかる。

次にフェースシールドの場合、飛まつは遠くまで飛んでいかないものの、下の方に漏れてしまい、体にも付着することに。

さらにマウスシールドになると、大きな飛まつが下に漏れるだけでなく、小さな飛まつも周囲にまき散らされてしまう。

理化学研究所 神戸大学・坪倉誠さん「フェイスガード、マウスシールドっていうのは、ほぼ漏れた状態になる。これだけで防御が完璧ではないということは、常に頭に入れていただきたいと思います」

マスクやフェイスシールドよりも、飛まつが拡散しやすいとされた、マウスシールド。

これまでに68人の感染が確認されている、さいたま市の劇団「ミュージカル座」でも使われていた。

さいたま市の会見「マスクの人とマウスシールドの人がいたのは聞き取っているが、割合まではわからない」

中には、マウスシールドだけで稽古をしていた劇団員もいたことがわかっている。

さらに今回の発表では、飲食店におけるマウスシールドの効果についての研究結果も。

マウスシールドを着けて1分ほど会話した場合、大きな飛まつが遠くに飛ぶことは防げるが、小さな飛まつは空気中を漂う結果となった。

理化学研究所 神戸大学・坪倉誠さん「マウスガードだけで飲食時の安全性を確保するのは、到底不可能。換気をするというのは、飲食店においてはマスト」

(FNNプライムオンライン10月13日掲載。元記事はこちら

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