最高裁「不合理な格差と言えず」 非正規社員に賞与・退職金なし

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非正規雇用の人が正規雇用の人と同じボーナスや退職金が支払われないのは不当と訴えた2件の裁判で、最高裁は、いずれも「不合理な格差とまでは言えない」として支給を認めない判決を言い渡した。

大阪医科薬科大学の元アルバイト職員の女性が、ボーナスが支給されないのは不当と訴えた裁判では、二審の大阪高裁が、正職員のボーナスの6割の支給を命じていた。

また、東京メトロ子会社の契約社員らが、正社員と同様の退職金を求めた裁判では、二審の東京高裁が、正社員の退職金の4分の1の支払いを命じていた。

最高裁は2つの裁判の判決で、「ボーナスや退職金の支給が不合理な格差に当たる場合はあり得るが職務内容などを検討すべき」と指摘し、「職務内容等に一定の相違があったことは否定できず、不合理な格差とまでは言えない」と判断し、ボーナスや退職金の支給を認めず、いずれも原告側の事実上敗訴を言い渡した。

(FNNプライムオンライン10月14日掲載。元記事はこちら

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