こんなところになぜクジラ? 偶然引っかかり運ばれ...

社会 環境・自然


宮城の仙台港。
 
近くに住む人たちが集まっているが、何を見に来ているのだろうか。
 
訪れた人「(きょうは何しに来たの?)クジラを見に...」
 
見に来ていたのは、漂着したクジラの死骸。
 
専門家によると、体長およそ13メートルのニタリクジラという種類のメスとみられている。
 
太平洋フェリー 運航管理部・広津玲治部長「びっくりしました。(引き上げるのに)ロープをひっかけるため、ダイバーの方に電話したんですが、『え~!!』って言ってましたね」
 
驚いた様子で話すのは、船の運航会社。
 
それもそのはず、クジラは、仙台港へ着いたフェリーの船首に引っかかった状態で発見されたという。
 
広津部長「専門家と相談したら、死後数日経過しているのではないかと考えられる。死んで浮遊しているクジラをたまたま乗せたと思われる」
 
それにしても、体長13メートルものクジラが、どうやってフェリーと一緒に港まで着いたのか。
 
答えは写真の中にあった。
 
「波を打ち消す役割を持つ『バルバス・バウ』という構造があって、そこにクジラが乗った」
 
船の前方に突き出た丸い船首「バルバス・バウ」。
 
速度を速め、燃料を節約するための構造物。
 
長さ5メートル、幅5メートルほどあるため、この上にクジラが乗り、外れないで港まで運ばれた。
 
ニタリクジラの標本は、全国的にも珍しいとされていて、石巻市の捕鯨会社で解体後、地元の観光施設で展示を検討しているという。

(FNNプライムオンライン10月26日掲載。元記事はこちら

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