“逃走”警察犬 リード絡ませ... クレバ号 ナゼ“職務放棄”?

社会


27日午前9時40分ごろ、兵庫・福崎町にある七種山の登山道で、無事発見されたのは、ピーンと伸びた大きな耳、黒い毛並みに凛とした表情、警察犬シェパードのオスで2歳の「クレバ号」。

そもそもクレバ号が出動したのは、25日の午前8時半ごろ。

行方不明となっていた女性の捜索に投入された。

しかし、任務にあたっていたはずのクレバ号が、突然リードを振り切って逃走してしまった。

2020年の1月に現場デビュー。

これまでに、4人の行方不明者を発見し、表彰もされた優秀な警察犬。

クレバ号が逃げたのは、姫路市から車でおよそ1時間の七種山。

標高は683メートルで、関西百名山の1つ。

25日午後1時半すぎに、突然職務を放棄し逃げ出したクレバ号。

現場では、もう1匹の警察犬が捜索していた女性を遺体で発見している。

26日は、上空からヘリコプター、地上では37人態勢で捜索したが、クレバ号の行方はつかめなかった。

一夜明けた27日朝、逃げた場所から南西およそ100メートルの地点で、木にリードが絡まった状態で発見された。

クレバ号は、警察官の姿を見てうなっていたが、魚肉ソーセージやツナのパンを与えたところ、落ち着きを取り戻し、けがはなく元気だという。

44時間の逃走劇に近所の住民は...。

近隣住民「朝晩の登校下校は注意するようにって、そういうのが回ってきましたからね、安心しました」

警察犬として優秀でおとなしいクレバ号は、なぜ職務を放棄し、逃走してしまったのか。

東京都内で、中央警察犬・家庭犬訓練学校を運営する藤村泰亮校長の推測では...。

藤村泰亮校長「この時期に非常に多い、スズメバチやヘビに飛びかかられた、そういった状況の中で驚いて逃げてしまったことは考えられる」

また、クレバ号が過去に表彰も受けた警察犬であることから、逃走すること自体が考えづらく、人間の目とか鼻に感じられないものがあったのかもしれないと指摘している。

兵庫県警鑑識課は、「逃走は初めてで原因はわかっていない。今後、検討会を開いて再発防止を図る」と話している。

(FNNプライムオンライン10月27日掲載。元記事はこちら

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