「大塚家具」久美子社長退任へ 経営権めぐり“父娘バトル”も 後任は「ヤマダHD」社長

経済・ビジネス


かつて父と泥沼バトルを繰り広げた、「大塚家具」の大塚久美子社長が退任。

かつて彼女は、大塚家具の経営再建に向け、リーダーシップをとってきた。

しかし、大塚家具は28日、久美子社長が12月1日付で退任すると発表。

黒字化への道筋がつきつつあることから、これまでの経営悪化の責任を明確にしたいと、本人から申し出があったという。

大塚久美子社長「さらに新しい大塚家具を発展させるため、ヤマダ電機さまとの提携を決めました」

大塚家具は2019年12月から、家電量販店の「ヤマダ電機」を展開するヤマダホールディングスの傘下で経営再建を進めてきた。

久美子氏の後任は、現在、会長でもあるヤマダホールディングスの三嶋恒夫社長が兼務するという。

大塚家具は、久美子氏の父・大塚勝久氏が、1969年に創業。

90年代には、店員がマンツーマンで店内の高級家具を案内する手法で大きく成長した。

しかし、2007年ごろから、低価格帯の家具を取り扱う「IKEA」や「ニトリ」が台頭したことで、大塚家具の売り上げが低迷。

そこで、2009年に勝久氏に代わり、長女・久美子氏が社長に就任。
それまでの高級路線から、カジュアル路線に大きくかじを切った。

この時に勃発したのが、父と娘の間で経営権を奪い合う親子バトルだった。

勝久氏「ニトリやIKEAを意識したら間違う」

久美子社長「今のスタイルが、本当に適合しているのかどうか」

結局、大塚家具から創業者の父親を追い出す形で、社長の座に就いた久美子氏。

しかし、2019年の4月には、4年ぶりの再会を果たした。

勝久氏「ずっと心配でしたよ。業績だけでなく、健康も大事。健康が一番心配していました」

長年にわたる、父と娘のバトルに終止符が打たれても、業績は悪化の一途をたどり、大塚家具は、ヤマダホールディングスのもとで経営再建を図ることになった。

その会見の場で、ヤマダホールディングスの山田昇会長は、久美子氏に「私どもの考えは結果主義。来期の黒字化という、1つの目標を立てたわけですから」とくぎを刺していた。

28日に発表された2021年4月期の業績予想では、純損失が28億円で、5期連続の赤字となる見通し。

久美子氏は、12月で社長を退き、大塚家具やヤマダホールディングスを外部からサポートしていくという。

(FNNプライムオンライン10月28日掲載。元記事はこちら

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