高くて小さいで一度は断念 「サンマ定食」再び始めました

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東京・新橋にある、魚料理を扱う居酒屋「海の幸 さかな亭」。

29日朝、豊洲市場で仕入れてきたのは、丸々と太ったサンマ。

海の幸 さかな亭・沢登繁隆店主「(サンマ定食)10月20日くらいから。とても手が出ない」

串打ちし、振り塩をして火にかけると、パチパチと皮が焼ける音。
そこには、したたる脂。

旬の味がやってきた。

実は、この店では、9月にサンマ定食を始めた。

しかし、仕入れ値も高く、サイズも小さいため、提供をやめていた。

海の幸 さかな亭・沢登繁隆店主「1匹2,000円近くとか、3,000円してたが、それはもう、とても手が出ない。800円ぐらいから使い始めた」

ようやく身近になった、サンマの塩焼き定食。

脂のうまさを引き立てるスダチを搾っていただいてもよし。
さらに、大根おろしと一緒に食べても、うまい!

今季初のサンマだという女性は、「脂も皮にのっておいしい」と話した。

待ちに待ったサンマに、29日は、店の外に列もできる盛況ぶりだった。

海の幸 さかな亭・沢登繁隆店主「(待ってたという声)もういっぱい、喜んでくれる人もいっぱいいいた」

実は2020年、サンマは記録的な不漁となっていた。

8月、初水揚げされたサンマは、都内では1匹1,280円で店頭に並んでいた。

しかし、10月に入り、北海道の花咲港では、500トン以上のサンマが水揚げされる日もあるなど、豊漁となっていた。

豊洲市場での1kgあたりの卸売価格は、最も高値がついた8月最終週の1万6,200円から、先週には3,780円にまで下がった。

これが店頭では、いくらになっているのか。

都内のスーパー「ベニースーパー佐野店」を訪ねると、例年と同じくらいの1匹108円で売られていた。

ベニースーパー・赤津友弥本部長「こういった値段で並べられるのは、(例年と比べ)2カ月遅れ」

お手頃の値段になったためなのか、客も興味を示す。

客からは、「安いです、もちろん! 焼いて、大根おろしで」、「高いときは1本買うのも大変だった。200何円もしてたから買えなかったけど、今は安い」などといった声が聞かれた。

しかし、いつもなら9月が最も売れる時期のため、店は手放しでは喜べない。

ベニースーパー・赤津友弥本部長「10月後半に入ってしまうと、旬が過ぎたものというイメージを持ってしまうので、例年の売り上げに比べると、半分以下の状態」

(FNNプライムオンライン10月29日掲載。元記事はこちら

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