対面授業5割未満の大学名公表方針に憤る教職員組合 「キャンパスライフがない…」学生の本音も

社会 教育

  • 「対面授業が5割未満の大学・短大の学校名公表」と萩生田文科相発表
  • 全国大学高専教職員組合は文科省発表に憤り公表しないよう要望書提出
  • オンライン授業に否定的な学生も多いが授業理解度が上昇したとのデータも

“対面授業5割未満の大学名公表”へ

全国大学高専教職員組合 鳥畑与一委員長:
本当に何を言い出すんだろうなという驚きですよね


そう憤るのは全国の大学などの教職員組合。そのワケは「対面授業が5割未満の大学名を公表」するとの萩生田光一文科相の発言。


萩生田光一文科相:
入学したのに1度も学校に行けない。休校や退学を考えている学生さんもいる。大学等の名前も含めて結果を公表する


国は11月上旬を目処に大学などの授業の実態調査を取りまとめ、対面授業が5割未満の大学・短大約370校の学校名を公表する方針だと発表した。


一方、全国大学高専教職員組合側はコロナ禍ならではの事情もあるとし、学校名などを公表しないよう求める要望書を文科省に提出。


全国大学高専教職員組合 鳥畑与一委員長:
オンライン授業と対面授業をどういう組み合わせでやらないといけないのかというと、大人数の授業はオンライン授業でやらざるを得ないんですよ


オンライン授業に関して大学生たちは?

では、当事者の大学生はどう感じているのか?

三重県に住む早稲田大学1年生:
全然大学生になったっていう気持ちがしなくて、授業はパソコンに向かってずっと毎日何時間も受け続ける…

こう話すのは全ての授業を三重県の実家でオンラインで受けているという早稲田大学の1年生

三重県に住む早稲田大学1年生:
本当に友達できなくて、今後もずっと仲良くしていけるような人間関係は全然作れないと思うんですね…


街で大学生に聞いてみても…

オンライン授業反対 大学1年男性:
8割くらいはオンラインですかね。思っていた大学生活とは違うかな

オンライン授業反対 大学2年女性:
対面授業もほどほどに行って、楽しいキャンパスライフをしていたかったです


その一方でこんな意見も…

オンライン授業賛成 大学2年生:
オンラインは繰り返したり巻き戻すことができるので、学習を進める上で非常に役立っている


オンライン授業賛成 大学2年生:
新型コロナウイルスの感染が拡大し、先の見えない現状を鑑みる限り、対面での授業はやるべきではない…

オンライン授業について街行く大学生30人に尋ねると、賛成11人に対し反対が19人と意見が割れる結果に。


オンライン授業による効果は?

こうした中、オンライン授業に関する興味深いデータもある。

茨城大学 久留主泰朗副学長:
重視したいのは教育効果。昨年度の対面授業の授業評価と比べると、満足度・理解度が去年よりも高くなっていた


こう語るのは、前期は全授業をオンラインで実施した茨城大学。

授業に関する学生アンケートを行ったところ、「よく理解できた」「概ね理解できた」と回答する学生が2019年度より多い8割近くにのぼった。


専門家は…

教育評論家・松本肇さん:
感染を防止するためには当然オンライン授業しなければいけない場面もある。逆に実習とか実技とかを重視する理科系とか医療系の学部・学科はまるで状況が違う。それをきちんと精査した上で学校側が判断したりすべきではないかなと思います

(「めざましテレビ」11月3日放送分より)

(FNNプライムオンライン11月4日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース