米大統領選 風間解説委員が解説 今後のシナリオについて

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混乱が予想されたアメリカ大統領選。
日本時間4日午前11時25分ごろ、予想以上に混乱は起きていないもよう。

当初は少し混乱するのではといわれていたが、両候補とも、かなり静観をしているような状況。

フジテレビ・風間晋解説委員「混乱というのは、やはり競っているところで、本当にどっちになるかわからない、あるいは、どちらかがこんなはずじゃないだろうと、おかしいだろうって言い始めた途端に、混乱が始まるんだと思いますので、まだ安心はできないですよね」

島田彩夏キャスター「そして、『訴訟』、『集計遅れ』、『混乱』といった、さまざまなシナリオがあるということですが、これはどういうふうな方向で進むと見ていらっしゃいますか」

風間解説委員「これらは、合衆国憲法に書いてあることが基本になっている、さまざまなシナリオなんですけれども、わたしが1つ心配しているのは、そのシナリオが、全部だめなケースっていうのが、やっぱり考えられるんですね。というのは、今回の選挙、いつもそうなんですが、1つの投票用紙で、大統領や上院議員、下院議員を決めるわけですよ。そうすると、大統領選挙の投票は無効ということになったら、上院議員・下院議員の投票も無効になっちゃうんじゃないのと」

島田キャスター「つまり今、この選挙では、大統領だけではなくて、上院・下院も同時に行われている中で、全部無効になるということなんですね」

風間解説委員「2021年1月6日に大統領を決めるべき議会下院、あるいは副大統領を決めるべき議会上院というのが、本当に構成できるのかどうか、その時までに議員自体が決まっているのかどうか、楽観はできないぞという状況になってしまいかねないですよね」

島田キャスター「それはまた、新たなシナリオのような気がするんですけど、その場合は、どうなるんですか?」

風間解説委員「その場合に判断できるのは、もう2つしかないわけですよ。1つは、連邦最高裁判所ですよね。ただ連邦最高裁判所の判断で、大統領・副大統領が決まってしまうと、負けた側が最高裁に対して、非常に反発を強める可能性がある。アメリカの分断状況っていうのが、さらに進みかねない問題があるんですね。そのもう1つのシナリオというのは、そこまで状況が悪化する前に、おそらく共和党の中から、もういいかげんにしたらどうだと。このまま行ったら、アメリカが本当にバラバラになってしまうぞという声が出てくることが、状況をストップさせる力とならないかなという、わたしはそれを期待しているんですけどね」

(FNNプライムオンライン11月4日掲載。元記事はこちら

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