“脱ハンコ”で河野大臣釈明 産地の知事「限りない嫌悪感」

政治・外交


規制改革を担当する河野規制改革相が、脱はんこをめぐる自らのツイートについて、「平井デジタル相が『押印廃止』というハンコを作ってくれたので、ツイートしました。誰かを不快にしようという意図はなくて」と述べた。

発端となったのは河野規制改革相が、10月29日に投稿した画像。

笑顔の河野規制改革相、隣にいる平井デジタル担当相から贈られた「押印廃止」のハンコの写真も投稿されていた。

これに対し、ハンコの生産地、山梨県の長崎知事が「あ然として言葉もでません...ただただ限りない嫌悪感」、「薄ら笑いを浮かべながら、土足で戦場の死体を踏み付ける残虐シーンの映画を見ているがごとき」などと厳しく批判。

山梨県選出の自民党議員からも疑問視する声が出ている。

自民党・中谷真一衆院議員「品格を疑うというか、残念としか言いようがない」

中谷真一衆議院議員は、デジタル化に反対はしないとしつつも、「印鑑業者の気持ちがわかっていない」と苦言を呈していた。

中谷真一衆院議員「政策を進めるうえで、必要のある投稿じゃない。わざとこういうパフォーマンスでやることで、どれだけの人が傷つくのか、大臣として、こういうことをするのはいかがなものか」

「平井だろうが、河野だろうがとんでもない」と怒りをあらわにするのは、創業70年のはんこ店「鴻文堂」の店主・藤澤正次代表取締役。

ある懸念を指摘している。

藤澤正次代表取締役「廃業ですよ、結論言うと。今度は、偽造がものすごく増えてきますよ。小さなハンコで書類を動かしてきた時代をあまりにも軽く見過ぎている」

「押印廃止」のハンコを河野規制改革相にプレゼントした平井デジタル担当相は、「ある意味、ハンコを応援したいという意味のハンコ。ただ、こういう内容が不快に思われる方もいるとわかりましたので、ちゃんと説明してから使わないといけないと思いました」と釈明している。

河野規制改革相は、ツイッターの画像をすでに削除している。

批判を受けて、「不快に思われる方がいらしたということで削除しましたが、誰かを不快にしようという意図があったわけでなくて、ハンコを使って、インパクトあるメッセージを出すことが考えられないかという提案だった」と釈明した。

(FNNプライムオンライン11月4日掲載。元記事はこちら

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