8歳男児のモーターバイクが女児に衝突…保護者が負う「責任」と問われる「過失」とは

社会

  • 8歳男児のモーターバイクが6歳女児と衝突
  • 乗っていたのは自分で速度を調節するバイク
  • 監護責任があるのは保護者である親

子ども用バイクをめぐる事故が発生したのは、11月3日のこと。
「モーターバイクが6歳の女の子と衝突した」と消防に通報があった現場は、群馬県南東に位置する大泉町。
利根川の河川敷で事故は起きた。


午後1時すぎ、8歳の男の子が子供用モーターバイクで道幅3.3メートルの河川敷を走行していたところ、歩いて前を横切ろうとした6歳の女の子と衝突。


女の子は左足を骨折する重傷で、男の子も軽いけがをした。
男の子がモーターバイクの運転をするのは今回が初めてではなく、現場には父親もいた。
なぜ事故は起きてしまったのか。

子供用バイクのスピードは?

男の子が乗っていたバイクはどんなものだったのか。
取材班は、埼玉・川越市で、子どもたちにバイクの運転を長年教えているNPO法人こども二輪塾の矢島文夫理事に話を聞いた。

NPO法人「こども二輪塾」・矢島文夫理事:
子どもさん用のオフロードバイクです。
公道は走れなくて、クローズされた場所、そういったところで遊べるオートバイクです


矢島さんが理事を務める「NPO法人こども二輪塾」では、4歳程度から小学校高学年までの子どもを対象に、バイク講習を行っている。
木村拓也アナウンサーがそのバイクに乗ってみると…

木村拓也アナウンサー:
大人が乗ると、かなりバイクが小さいということが分かると思います。本当に子ども用です


今回紹介してもらった子ども用モーターバイクは、免許がなくても運転ができるという。
スピードはどの程度出るのだろうか。

NPO法人「こども二輪塾」・矢島文夫理事:
大体講習で使う時には5キロ、10キロくらい。(大人だと)15キロとか、実際には30キロくらいまで出るかもしれない


講習の時には、アクセルなどを調整しスピードが出ないようにしているという。
走行する際の注意点について聞いた。

NPO法人「こども二輪塾」・矢島文夫理事:
左右を確認、後ろを確認するとか、ルールとマナーを口酸っぱく教えている。
ヘルメット・グローブ・プロテクター、そういったものを必ず着用するということを推奨している


また走らせる場所は、砂利などの石が転がっている場所ではなく、”土がある地面”が適しているという。

事故を起こしたバイクは電動ではなく、ガソリンエンジンを搭載しており、自分でスピードの調節を行うものだった。
当時どの程度スピードを出していたかは分かっていない。
警察は事故の状況を詳しく調べている。

保護者が負う責任、問われる過失

加藤綾子キャスター:
速度はかなり出ますし、これは保護者の安全確認も問われてきますよね


住田裕子弁護士:
そうですね。当然8歳の子どもですから法的責任は問いませんけれども、それでも監護責任があるのは保護者、親です。親は被害者に対して、監護責任違反に対する損害賠償責任が1つあります。
もう1つ気になるのは、本当に危険な運転をしていないのか、やる場合はしっかりと監督して、注意やルールをしっかり守ってやらなきゃいけない。周辺には人がいないということを確認してやらなきゃいけない。
そういう意味では、過失を問われて、場合によっては重過失傷害罪という罪名も考えられるような事案です


加藤綾子キャスター:
走る際のルール徹底も必要になってくると思います

(「イット!」11月4日放送より)

(FNNプライムオンライン11月4日掲載。元記事はこちら

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