岡崎市長に議会は猛反発 「全市民に5万円」見送り?

政治・外交 社会


イメージカラーのオレンジのマスクとネクタイを着けて議場に現れた人物は、愛知・岡崎市の中根康浩市長。

愛知・岡崎市 中根康浩市長「この岡崎市民応援給付金は、まさに第3波にも対応し得る施策だと思っております」

10月の選挙で、市長に当選する原動力ともなった公約。
全市民への5万円支給をめぐり、市議会は大荒れとなった。

新型コロナウイルス対策として、市民全員に5万円を給付するという大盤振る舞いの公約を打ち出した中根市長。

実現には、およそ195億円という巨額の予算が必要となるが、市長は、自身のテーマソングの中で、「願いは必ずかなえる」と訴えていた。

看板公約の効果もあってか、中根市長は、現職に3万票の大差をつけて初当選。

中根市長は過去に、「公約の実現が極めて重要なことだと思う」、「100%実現できるというふうに思っています」などと話していた。

しかし、財源確保をめぐって、市議会で異論が相次ぐと、急激にトーンダウン。

中根市長「全市民に一律にという考え方をとらせていただいたんですけれども。収入とか、あるいは納税の在り方とかということで、どこかで線引きをしていくしかないのかな」

当選から、わずか20日後に、市民全員への一律給付を見送る意向を示した。

ところが、市議会で審議をする前に、公約の修正に言及したことに、議会側は猛反発。

9日に開かれた議会では、支給の財源として災害などのために積み立てていた基金を廃止する条例案などが審議された。

中根市長「今現在、現金として持っているわけではないということでございます。手元に確実にある基金を財源として、使わせていただくという判断をさせていただきたい」

一方、議会側からは、正気の沙汰とは思えない予算案が示されているとの声が上がり、議論は平行線に。

結局、5万円給付の関連条例案は採決には至らず、会期を延長して審議が続けられることになった。

傍聴した市民は「うそつきだもん。泥棒じゃん」、「5万円欲しいもんで(票を)入れたんやん。公約守らな、辞めてもらうしかない。公約違反」などと話した。

中根市長は今後、給付の減額や対象の絞り込みなどを検討するとみられ、看板公約には早くも陰りが見え始めている。

(FNNプライムオンライン11月9日掲載。元記事はこちら

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