チキン高値「なんとか頑張る」 ケーキの“主役”イチゴ不在!?

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クリスマスに欠かせない食材が、次々と値上がりしている。

肉汁をしたたらせ、こんがりと焼かれているのは、丸々1羽の鶏。
焼き上げられた鶏肉をお皿に豪快に盛り付ければ、クリスマスの定番、ロティサリーチキンの完成。

東京・池袋にある、国産のつくば鶏を使って、ロティサリーチキンを提供する専門店「Le Coq Roti(ルコックロティ)」。
自慢の味は、多くのお客さんの間で評判。

客「おいしいです。ハーブがしっかりきいていて」、「外はパリパリだけど、中はジューシーな感じでおいしいです」

10月の下旬からは、クリスマスの予約も始まっていた。

お店にとって、クリスマスシーズンは、かき入れ時。
しかし、2020年は、ある不安を抱えている。

ルコックロティ・原田裕介社長「コロナの影響で、海外のブラジルだったり、アメリカ産の(鶏肉)が入りづらくなってきていて、もしかしたら、クリスマスの方で冬になっていくにつれて、需要が高まって、供給が追いつかなくて高騰していくのではないか、というのは聞きます」

実は今、国産の鶏肉が値上がりし始めているという。

10月の時点で、2019年より1割から2割ほどアップ。

一方、海外から輸入している鶏肉も、コロナの影響を受けた。

外食産業の落ち込みの影響で、一時は在庫を抱える状態が続いていたが、輸入量の調整などもあって、現在は在庫が減少。
例年にない状況だという。

店としては、クリスマスシーズンのチキンについて、例年通りの価格に設定する方針だが、状況は不透明。

ルコックロティ・原田社長「仕入れ値が上がっていくと、どうなるのか気にしながらという感じになる。なんとか頑張りたい」

クリスマスシーズンに向け、不安な状況にあるのは、チキンだけではない。

取材班が訪ねたのは、東京・三鷹市にあるフランス菓子店。
店頭は、すでにクリスマスモード。

11月から始まった、クリスマスケーキの予約。
不安はそのケーキの主役にあった

フランス菓子 ル リス・須山真吾代表「(イチゴの)価格がどうなるのかっていうのが、ちょっと心配ですよね」

2020年は、記録的な日照不足や、その後の猛暑などの影響でイチゴが不作。
ショーケースには、店自慢のミルフィーユなどは並んでいたものの、イチゴを使ったケーキは見当たらない。

人気の国産イチゴを使ったショートケーキは、イチゴが手に入らないことで、シャインマスカットに変更されていた。

フランス菓子 ル リス・須山代表「イチゴを使ったケーキっていうのをお断りさせてもらっている。ことしは例年より、イチゴ自体の出荷が少ないということを聞いてまして」

今後、クリスマスケーキに使うイチゴについては、11月から出回る品種で対応し、なんとか2019年と変わらない値段で提供する予定だという。

しかし...。

フランス菓子 ル リス・須山代表「高くなったからといって、ケーキの値段に転嫁はできないので、利益が減ってしまうというか」

クリスマスのごちそうたちに迫る、値上がりの波。
12月の本番、それぞれの価格はどうなっているのか。

(FNNプライムオンライン11月10日掲載。元記事はこちら

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