独自ノウハウ生かし新業態 飲食業界に新たな動き

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コロナ禍で客足が遠のく中、新たな業態に変更する飲食店が続々と誕生している。

例えば、居酒屋から焼き肉店への転換といったものだが、さらに、独自のノウハウを生かして新業態にチャレンジするお店も出てきた。

もちもちの皮の中から、じゅわりとあふれ出すスープ。
アツアツのあんがぎっしり詰まった焼きショーロンポー。

東京・新橋にある焼きショーロンポー専門店「焼き小籠包マニア」は、まだできて間もない店。

“焼き小籠包マニア”の工藤友和料理長「ことしの8月にオープンしたばかり」

8月といえば、感染拡大を防ぐため、飲食店への営業自粛などが呼びかけられていた時期。

それでもチャレンジしたのには、国内にいながら、本場の味を楽しんでもらいたいという思いと、これまで培ってきた料理のノウハウを生かせるという手応えがあったから。

“焼き小籠包マニア”の工藤友和料理長「もともとはギョーザのお店から始まっている。ギョーザで皮の包み方、ノウハウを取得し、焼きショーロンポーもやってみようと」

この店を手がけたのは、数あるギョーザ店の中でも人気の「餃子マニア」。
そのブランド力と確かな味で、連日予約が絶えないという。

このように、もともとある店のノウハウを生かして新業態に挑む店は、東京・赤坂にもあった。

のれんに「馬・羊」と書かれたこちら。
馬肉や羊肉をメインにした居酒屋「ばち」。

この店も、2020年8月にオープンしたばかり。

手がけたのは、秋葉原に本店があり、神田カレーグランプリで2019年に優勝した人気店「カリガリ」。

カレーにも、ごろっとした羊肉がどっさり。

なぜ、このコロナ危機の中で、新しい業態に手を伸ばしたのか。

カリガリ・二木博代表取締役「馬とか羊といったヘルシーなお肉を食べると、翌日そんなに胃もたれしなかったり、そういったものを食べたいときに、あまり身近にない。リーズナブルに日常使いできるような居酒屋が欲しいと思ったので、作ろうと」

店の味には、カレー店としての経験とノウハウがふんだんに盛り込まれている。

たとえば、羊肉の串に振りかけている調味料、何かというと、低温調理した羊肉をあぶり、仕上げにカレーのスパイスをパラパラ。

まさに、スパイスのプロであるカレー店から生まれた逸品。

訪れた客は「ラムとカレーの組み合わせが新しい」、「スパイスが効いてるんで、臭みが消えてて、チーズでまろやかに」、「スパイシーでおいしい」、「食べる方からしたら、いろんな物がチョイスできるので、(新しい食べ方で)食べに来たときに楽しいと思う」などと話した。

カリガリ・二木代表取締役「(生活が)元に戻ったときに、行きたい店がなくなっていたら悲しい。もう1回、飲食楽しいよね、いいもんだよねと思い出してもらえるような店を作れたらなと」

コロナ禍で苦戦を強いられる飲食業界の新たな取り組み。

逆境に打ち勝つための挑戦が続いている。

(FNNプライムオンライン11月11日掲載。元記事はこちら

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